ブーメランが突き刺さる
大学時代、映画サークルに所属していたことがある。
そのサークルでは、「人より多くの本数を見ている」ということがステータスであり、それがマニアックであるほどに良いという謎の習わしがあった。
映画批評と称したミーティングのような集まりが妙に殺伐としており、一年の私は思ってたのと何か違う…の連続であった。
今思い出しても相当偏った変な集団だったと思う。
最終的には内輪での恋愛沙汰が次々に起こりどんどん閉塞感が増し、カースト下位の私のような者も、なぜか余り者同士でサークル内の誰かと