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詩集コーナーを探せなくて、小説にたどり着いた (エッセイ)
先日は大きな書店をハシゴしたにも関わらず目当ての本は見つからず。
今日は期待もせずに数駅先のイオンモールの書店へ足を運びました。
サクッと見て回るとなかなか良い品揃え。
試しに詩集コーナーを見てみたくて、店員さんに声をかけました。
「詩集はどのへんにありますか」
そう聞くと、真面目そうな店員さんは先に立ち案内してくれました。
余談ですが。
広いフロアのお店で案内をしてもらうときにいつも思うのが、案内してくれる方の歩く速度が異常に速い...
競歩の試験でもしてますか。
今日の書店は本棚の配置が凝っていて、カーブする場所が多かったので、危うく巻かれるところでした。
いい感じに心拍数が上がったところで、ハンドメイドコーナーの入り口に私を連れてきてくれた “競歩界期待の星”のような店員は去り、私はひとり「刺繍」本の前に立ち尽くしたのでした。
結局詩集の本は買いませんでしたが、別の良本にめぐりあえて、ご機嫌でイオンモールを後にしました。
これはnoteを始める前、あるところで書いていた日常ブログからの抜粋です。ここで言っている『良本』というのは、田丸雅智さん著「ショートショートでひらめく文章教室」のことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1694826092253-Ut10vV7s4R.jpg?width=1200)
この3月、私はメッセージのみである方のお話相手になるというちょっとしたバイトをしていました。
その方は小説を書く方でした。話していると遠回しに、自作の小説を読んで欲しいというようなことをおっしゃったので、その方が利用している投稿サイトに飛んで2万字程度の作品を読みました。読みながら作者であるその方と日々メッセージで会話を続けます。
それまで私は小説を書いたことはなく、小説というのは特別な才能を持った人が書くものだと思っていました。
私が話し相手になった方と出会ったのは田丸雅智さんの本を購入してから4日後です。なぜそのとき私が田丸雅智さんの本を選んで購入したか自分でもわかりませんが、なにかご縁があったのかもしれません。
そしてその方と交流する中で、私自身も田丸雅智さんの本を参考にして超ショートショートを書き始めました。
ちなみに、(怒られそうですが)私はこの本の第一章までしか読んでいません。第一章だけでも、初心者が物語を作れてしまう素晴らしい本なのです。(いつか必ず読みます)
その方に私は「よくこんなに物語を書けますね!すごい」と毎回言っていました。独特な文体でしたが、なかなか深いストーリーと、私には考えつかないファンタジーの世界が描かれていました。その方曰く、“自分は文章は下手。まともなものは書けないけれど、想像力だけはある”。病弱でなかなか外出できないとおっしゃっていたので、本を読んだり小説を書きながら、想像力を駆使して日々時間を過ごしていることが窺えました。
そして密かに私もショートショートに挑戦。
『あら、意外とできちゃった』。この貴重な成功体験をくださった田丸雅智さんの本のお陰で、今に至ります。
こちらが初めて書いたショートショートです°・*:.。.☆