文学フリマ東京38に初参加①〜熱いし暑いし大変です〜
2024.5.19
行ってまいりました。初めての文学フリマです。
まずはこの度購入したものをご覧下さい。
小雨パラつく東京でした。
12時開始のイベントでしたが、最寄り駅の流通センターには11時半に降り立ちました。30分前です。
東京モノレールの車中はそれほど混み合っていませんでしたが、流通センターでほとんどの人が降りたのではないかというくらい、ホームは混み合いました。
そろりそろりと歩きながら改札を出ます。すると早速、「文学フリマへはこちらです」と案内してくれる男性の姿がありました。しかしわたしは、その人が精一杯腕を伸ばして指し示しす方向とは逆に歩き出したのです。(なんでやねん)
〝文学フリマへは小腹を満たすものを持参すべし〟
事前にこのような格言を小耳に挟み、家の近くで買ってバッグに忍ばせていたものを取り出しました。
物陰(自動販売機)に隠れて、10秒でエネルギーをチャージできるゼリーを30秒くらいかけて飲みました。お昼ご飯です。
とくに散歩するような場所もなかったため、仕方なく会場へ向かうと、すでに長蛇の列。わたしは第一展示場の列に並びました。
来場者は若い方が多い印象でした。
皆さん、早くから文学に目覚めて素晴らしい。羨ましいです。
二列で並ぶよう言われたので、わたしは隣に来た若い男性とカップルを装って並びました。(個人の妄想です)
館内に入ったときには12時10分。しかしまだ列は続きます。それからさらに7〜8分はかかったでしょうか。ようやく会場に解き放たれましたが、文フリ初心者のわたしは、この時点ですでに怯んでしまいます。
(ま、眩しい…! なんじゃこりゃ!)
第一展示場はくらくらするくらい照明が明るく眩しいのです。こんな中にいられる人はよっぽど精神がたくましい人なんじゃないかと、出店されている方々を尊敬してしまいました。
(明るいほうが売れるのかな……?)
光に怯えながら、スマホに買い物メモをしてきたことを思い出し、ようやく少し落ち着きを取り戻します。
このメモは、前日の夜に焦って作りました。それまでは、自分の買い物についてなど全く考えていなかったのです。
寝る前にnoteの〝文学フリマ〟関連記事を漁り、気になったものをメモしました。
お名前を知っている方もいれば、知らない方の作品もあります。
わたしのように、前日に焦って商品を探す人間がいるので、出品者様には、ぎりぎりまで宣伝をしっかりしていただくととても助かります。
そしていよいよ、メモを見ながら狙いを定めたブースに一直線に突っ込んで行きました。脇目も振らず向かって行ったので、お店の方は驚かれたと思います。
わたしのような恥ずかしがり屋の人間は、ブースの前に立ち止まって商品を手に取り、作者さんとお話しながら交流をする、ということができません。
わたしは狙った本を指差し「一冊下さい」と言いました。
お店の方は嬉しい反面、「誰だこいつ!」と思ったことでしょう。
「どこで知ってくださったんですか?」と各お店で訊かれました。
「noteで知りました」
以上。退散!
さっさと逃げました。本当に最低です。だけどこれでも頑張りました。だってとにかく電気が眩しくて……(涙)。
それに比べて、第二展示場はやや穏やかな照明でほっとしました。
今回、わたしの一番の目的は第二展示場二階にある「吉穂堂」へ行くことでした。
このイベントのために吉穂さんが作成された見本誌用に、以前神保町にある吉穂さんの本棚から購入させていただいたエッセイ、「駐妻記」の感想を書かせていただきました。すると有り難いことに、見本誌をプレゼントしてくださるとおっしゃいます。
このようなご縁があり、この文学フリマでご挨拶させていただく運びとなりました。しかも、お手伝いとしてブースには海人さんまでいらっしゃいます。
noteを始めたときには、まさかSNSで知り合った方と対面する日がやってくるとは夢にも思わず。だけど、とても自然な流れでお会いすることになり、不思議な気持ちでした。
と、そんなことを考えていたら興奮したのか、喉はカラカラ、異常に暑い。わたしはノースリーブに夏用のジャケットを羽織っていたのですが、暑くて暑くて。
一先ずトイレに入って、ジャケットを脱いで熱を逃がしました。
すると今度はお腹が空いたのか、ふらふらし始めてしまい、トイレから出て、会場の外で持ってきたソイジョイを食べました。
すぐ近くにお会いしたいお二人がいるのに、一体わたしは何をしているんだか。だけど、ふらふらの汗だくで会うのも失礼ですから。ちゃんと整えて会いに行きました。
なんて。実際お会いしたらそれこそ挙動不審になってしまったのですが……。
つづく。