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最近カラオケ行ってないなー【研究者日記】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

2022年の年末は札幌に滞在していて、昔からの仲間と会っていました。すすきのの街懐かしいわ~あそこの歌屋もカラ館もよくいった、懐かしいっすね~という話になりました。

しかしながら、あれ?そういえば今回はカラオケに一回も行ってないぞ。昨日、サウナでととのった帰り路にふと思ったわけです。

なんでだろか?

そもそも、最近はもうしばらくカラオケに行っていない。行った時も、なんか歌わなくていいっかあと思って歌わなかった。

ほかにやりたいことができて、やらなくなったことはいくつかある。例えば、パチンコだ。大学生の時は暇で暇でしかたなくて、パチンコばかり行っていた。別にいったからとてなんということもないのだが、暇だから行っていた。

それが大学院にはいって、研究や臨床の勉強に熱中するようになってからは全くいかなくなった。暇がなくなったから行かなくなるというのはある。ただ、カラオケは暇だからいっていたというよりも、暇がなくても行っていた。研究室でやることはたくさんあるのに、それでもすすきのに出向き、酒を飲んではカラオケに行った。

カラオケにはひととの親交を深めるという機能はありそうだ。わたしの場合、ひとりではカラオケには行かなかったし、友人と酒を飲んで行こうぜいという流れで行くことが多かった。

男の人は、話し続けるというのが苦手なのか、飲みに行くと、2次会や3次会ではスナックやパブなどの接客をしてくれるお店に行く。というのも2人や3人での会話がきつくなってきて、第3者の話題提供者が欲しくなるからだとわたしは推測している。

カラオケも同じように、会話をしなくても場を持たせられるという機能があるのかもしれない。何度も飲みに行く人の場合だと、会話の内容が尽きてしまって、場が持たなくなり、カラオケに行くという流れだった。今回の札幌では、本当に久しぶりに会う人たちだったので、カラオケに行かずとも、会話が尽きなかったということなのかもしれない。

ただ、これではこの間カラオケに行くときに歌う気がしなかったというのが説明できていない。過去にカラオケに行っていた時期は、ストレスがたまっていた。忙しく過ごして、何かを発散できることが酒かカラオケくらいしかなかった。

大声を出して、良い歌を歌ったりとか、マキシマムザホルモンを叫び続けると鬱積した気持ちが発散されていくという機能があったのかもしれない。

科学的にははっきりどうなのかはわからないけれど、カタルシスの効果。こころの中にあるものを、話したり、書いたりすることで、ストレスが解消される効果みたいなものがあるのかもしれない。

古典的な理論だと、言葉にするのが難しい場合は、絵にかいたり、音を奏でたりという芸術療法のようなことで、こころの健康が保たれるというのがある。

歌にもそういった発散効果があるかもしれない。じぶんと同じような境遇にある歌詞に思いを乗せて。

最近はある種YouTubeチャンネルで話したいことを話しているし、このnoteでも書きたいことを書いている。研究やアイデアのアウトプットも申請書や論文を通してできているし、そういった意味では、あの頃のように発散したくて仕方がない鬱積した思いが少なくなったのかもしれないな。

あとは、単純に歳を取って体力がなくなっているというのもありそうだが、それはいったん置いておくことにしよう。

それでは、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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