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こんな時だから、上を向こう。

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

昨夜は空を見上げた方が多かったんじゃないかなと思います。

昔っから人びとは空を見上げて、時には青空に笑顔をもらって、生活していたのではないでしょうか。

そして、夜には星を見て癒され、その向かう方角に思いを馳せました。

空を見上げると、光があります。

生物学的にも光をたくさんもらうことで、気持ちの安定につながるセロトニンが出て、昼間にはしゃきっと生活して、夜にはぐっすり眠れるようになります。

下を向いていると気分が沈んできます。

うつ病とそうではない人を分ける研究として、姿勢に焦点を当てたものでは、うつ病の人は下向きの姿勢を取りがちだったという結果もあります。

進化生物学的になぜ下向きの姿勢がうつの人に見られがちなのかについては、いまだによくわかっていません。

しかし、古くから前を向いて進む時には、必ず顔をあげてきました。

上を向いて歩こうという歌もあるくらい、なにかマイナスなことがあったときにこそ、少しだけおやすみしたら、上を向いて歩いて行くといいといわれています。

気分一致効果という心理学の効果があるので、落ち込んだときにはつい下を向いて横になりたくなります。

落ち込むと下を向くというのもありますが、下を向くから落ち込むということもあります。

行動から気分は変えることができます。その一歩として、まずは上を向いてみませんか?

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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