京都の定宿で綾子と再会FB / 202303311sun264
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■シーンが浮かんだきっかけ=?
■シーンが浮かんだ(書いた)順
橋で《綾子=決定》に告白するシーン(最終的には回想シーンに)。
《綾子》は大阪弁?=《僕》の地元は大阪弁?を話す田舎町に。
現在のシーンを書く=冒頭のホテル=《僕》は小説家?
回想。白い小箱が登場。『告白』で『指輪(伏線)』をプレゼント。
回想シーンは高校の卒業式の日に決定。
過去の『告白』の伏線(指輪)を回収する仕掛け=過去の《僕》小説家になった《私》が「いつもの仲居はこの時間は執筆の邪魔はしない。私の筆は止まった」のシーンを書く。
綾子は川にプレゼントを投げる。筆者の個人的には指輪を川底に沈ませたかった。だがどう考えても無理。物語の文脈上、白い箱は川に流される。☞結果として「長い時間が流れる」の暗喩となる。
《私》は小説家(決定)。
彼女は《仲居》で再登場。
「バカ」「アホ」の会話のやり取りと「ビンタ」を挿入。☞今の綾子には結婚指輪がある。どう読者に伝えるべきか?☞綾子は両手を《私》の頬に充てる(結婚指輪の感触=伏線の回収)。
既婚者である理由=「君島」決定。君島を読者に示す第三者。老仲居(いつも私の部屋を掃除する仲居)の登場。「キミジマさ〜ん」
《私》の「社会的の出世」「今もあの頃とおなじく綾子を思う気持ち」
変わった《綾子》の現在。私のあだ名《タカちゃん》決定。回想シーンの《僕》と《綾子》の関係を書き込む。
現在の部屋のシーン☞綾子の涙。私への態度を書き込む。「変わってないわね」で「二人のそれぞれの思い」の伏線を回収。
ラストシーンを書く。老仲居が呼ぶ「キミジマさ〜ん」
読者に綾子の苗字が「君島」に変わったことを示すために胸にネームプレートを付け足す。
シーンがきれいにまとまりすぎ。純愛すぎる。筆者の性に合わずに気になってモヤモヤする。最後の仲居ふたりの会話を付け足す。結果多少「一般男性の性(さが)」のふくみはでたか。
■書かなかった所
私の服装。
私の名前。
京都の定宿の外観、グレード。私の宿泊部屋の間取り。家具調度装飾品。部屋から見える景色など。
現在の季節、天候(回想シーンの季節は書いた)。
私と綾子の故郷(唯一、大阪弁のような方言を喋る田舎町)
仲居の服装。
京都らしさ、庭、鳥の鳴き声、竹林の揺れなど
老仲居のキャラ
回想の二人の関係性
現在の綾子の状態
なぜそこに綾子がいた(来た)のか?
綾子の素性、本性、過去(背景)
■書けた所。
◉東京弁と方言(大阪弁?と京都弁)を道具で使い分けた。
現在は「私」。
回想で「私」は綾子に「僕」
綾子は過去では「タカちゃん」
現在も過去も「私」は綾子に「アヤ」と呼ぶ。
◉三十年の時間経過(私と綾子のそれぞれの時の流れ)
◉地の文とセリフのバランス。
◉配役(三人の登場人物)。
■使えた道具
方言(東京・大阪?・京都弁)アホ・バカの違い
白い箱(指輪)
ネームプレート(結婚 / 夫婦別姓の時代には厳しいか?)
三十年(時の経過)
ビンタ☞指輪の感触
回想(挿入)シーン
夢・出世
川・流れ(時間・沈黙)
涙・笑い
東京かぶれ(高校生)・東京人(出世)
小説家と仲居のポジション