こころが先か?からだが先か? つるやももこさんから学んだこと
最近、改めて身体と向き合うきっかけをくれたのが、つるやももこさんの「BODY JOURNEY」という本。
こちらは、つるやさんの身近にいらっしゃる身体ケアのスペシャリストの言葉とともにご自身の実体験を通して感じたことや学ばれたことが丁寧に綴られている。
アーユルヴェーダ、鍼灸、整体、ロミロミ、アロママッサージ、フラワーエッセンス・・・など数々の健康美容法を試し、未だに身体への興味は尽きない私にとって最も印象的だったのは、つるやさんが入院中のお父様にアロママッサージを施されていたというシーン。これを「言葉の代わり」とされているのだけど、私自身両親と触れ合ったことがないことに気付かされた瞬間でもあった。記憶がないというより、物心ついたときから本当になかったと思う。
年に数回しか会わないから尚更、照れが勝つ。
まともに言葉も交わせないのにスキンシップなんてできるわけがなく、どちらかが不自由になって初めて触れるときが訪れるのか、、、なんて考えると少し切ないもの。
身近な人の病や死が、こころや身体への興味、知るきっかけになるというのはその通りで、つるやさんも自身のからだや家族の健康を楽しみながら考えていきたい、さまざまな知恵を発信する場を作りたいとの想いから、こころとからだを旅するWEBマガジン「Hoailona」を立ち上げたのだそう。
志が同じ。本を読み進めていくうちに共感するところがたくさんあって、つるやさんのことをもっと知りたくなり検索した矢先、6月にお亡くなりになられたことを知り、衝撃を受けた。
親しみのある年上の女性作家さんは皆、わたしの中で勝手にお姉さん的存在として敬っている節があるため、若くしてお亡くなりになられたニュースを知ると心にぽっかり穴が空き、これからどうやって思考や生き方を学べばいいの?なんて思ってしまう。雨宮まみさんが亡くなったときも同じ気持ちになった。
いつかお会いしてみたかったし、一緒に仕事をしてみたかった。
今はその想いを受け継いでいきたい、大切にしていきたいと感じて、私も自身を通しての身体にまつわるあれこれの発信を続けてみたいと思っているところ。
デトックスはまだまだ続く。
私の場合は頻繁に出る湿疹や慢性的な冷え。身体はこれらの症状をなかなか解放してくれないけど、きっと何らかのサインなんだよね。薬に頼らず、根本的なところから解決できるようこれからもいろいろな手段を探ってみたいと思っている。
デトックスの果ては体臭がしなくなること、とも聞いたことがあってヨガマスター?なんかは身体から甘い香りがするそう。この域に達するにはまだまだ時間がかかりそうだけど身体への探究心が続く限りは目指してみたいとも思う。
こころが先か?からだが先か?
答えはわからない。答えがあるのかもわからない。でも私にとってはものすごく印象的な問いだった。
自分がどんなからだでありたいかを再確認すること=どんな風に生きたいかを考えること、でもあると。
私はきれいな海でいたい。きれいな水でからだを満たしたい。
男とか女とか関係なく、すべての生命にとってからだはいつか命を宿す場所でもあるから。
最後に・・・ももこさん、私も30歳で挫折したサーフィンをいつか始めるね!