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「人生は喜ばせごっこ」〜やなせたかしさんのエッセイを読んで〜
お気に入りの本があります。
誕生日プレゼントで弟がくれました。
「アンパンマン」の作者である、
やなせたかしさんが書かれた本。
エッセイなのでスラスラ読めます♪
なるほど,へぇーと思ったり、
暖かい言葉に癒されたり、
新しい気づきや出会いがあったり…
凄く素敵な文章に出会えたので、
是非皆さんに紹介したい!、と。
私が1番好きな、
3章 「人生はよろこばせごっこ」 の中の、
特に心に響いた箇所を紹介します!
やなせさんの言葉ついて私なりに考えてみました。
やなせさんの考える、「1番嬉しいこと」について。
人間が1番嬉しい事はなんだろう?
長い間僕は考えてきた。そして結局、人間が
1番嬉しいのは、人間を喜ばせることだということがわかりました。
人は、人を喜ばせることに一番喜びを感じる。
果たしてどうでしょうか?
私が1番嬉しく思う事……
やなせさんは、“人間が“と言っているので、
私の1番嬉しい事も、
人を喜ばせる事になる訳ですが……
…私は正直、
「人に褒められている」時、
「自分の好きな事を出来る」時が、
1番嬉しい気持ちになってるかも……
もちろん、
「誰かのために何かをして喜んでもらう」事も
好きですし、
感謝されたり笑顔を見れたりしたら、
とても嬉しく思います。
…が、誰かのために何かをするというのは
中々に労力がいる事であって、
「人を喜ばせる事が1番の喜び!」
と言い切れる自信が無いのです…
…しかし、この言葉を読んでハッとしました。
美しく生まれたひとは、その美しさでひとを
よろこばせることができます。
学問のあるひとは学問で、絵をかけるひとは
絵をかくことで、歌えるひとは歌で……。
私が嬉しい事。
一つ目の、
人に褒められる。もしくは認められる…
「テストで良い点数を取る」
「記事をたくさんの人に見てもらえる」
「『話しやすい』、と相手に言ってもらえる」
など。
この事を、よくよく考えてみると、、
当時、テストで良い点数を取りたかったのは…
友達が驚いてくれる、
家族が喜こんでくれると思っていたから。
また、高い偏差値の大学に行ったら、
親も自分の事を誇りに思うんじゃないかな…と。
記事を多くの人の見てもらいたかったのは…
自分の過去の経験が、誰かの励みや気づきに
なったら良いな、という思いがあったから。
「自分の文章が、誰かの役に立って欲しい…」
その“願い“が、書く原動力になってました。
話しやすいと言ってもらえるのも…
その言葉で相手が、
自分と安心して話せている…
楽しんでくれている… という事が
ハッキリしたから嬉しかったんです。
二つ目の、
自分の好きな事が出来る……
「歌を歌う」
「友達や家族と過ごす」
「本や映画を楽しむ」
など。
初めは気持ち良くて歌っていた歌も…
「誰かに聴いて欲しい」
「歌で楽しませたい。感動してくれたら良いな」
友達や家族と過ごす時は…
「自分がいる事で、『楽しかった』と
相手に少しでも思って欲しい」
本や映画も…
面白い作品に出会えたら、
「皆んなに是非オススメしたい!」
やなせさんの言葉を読んで…
そう思っていた自分に気づけました。
「自分のために」と思ってやっていた
ことには、
「“誰かのために“」という気持ちも
含まれてるものがたくさんありました。
私たちが普段聴いてる曲、
読んでる本、観てる映画その他多くの作品は…
歌手や作家、監督などの、
リスナーや視聴者への“願い“が込められてる。
“作り手のメッセージ“を強く感じ取れる作品は
たくさんあります。
自分なりの解釈なので、正解は分かりませんが。
仕事にしても、“誰かを喜ばせる“ため。
自分の働きは、
絶対に何かしらの形で誰かの役に立ってます。
この事は間違いないと、私は思います。
頑張って稼いだお金は、自分のためだけでなく
家族や大切な人のためにも使えます。
ひとはみんな、喜ばせごっこをして生きています。それが、このいかにも寂しげな人生の
ささやかな楽しみになります。
「自分のため」だけに生きる人生。
どこか寂しく、つまらない……
私は[摂食障害]で苦しんだ時期がありました。
病気を克服出来たきっかけの一つは…
「こんな事をしていても誰も幸せにならない」
「周りも自分も不幸になるのは、もう嫌だ」
何かの折に、その事に気づけた事でした……
どうせなら、
たくさんの人を喜ばせて、楽しませて。
「あの人がいてくれて良かった」
そう思ってもらえるような
生き方の方が…
充実した毎日を送れるのかな、、
多くの素敵な出会いがあるのかな、、
そういう生き方を、、私はしたい。
この本を読んで、
強くそう思えるようになりました。
皆さんが、
皆さんの言葉をもって、行動をもって、
周りの人をもっと幸せに出来たら……
日常の日々の充実度が増すかもしれない。
今までになかった景色が見れるかもしれない。
「身近にいる一番大事な人を喜ばせる」
【夢をかなえるゾウ】という小説に登場する
ガネーシャの教えです。
まずは、
身近にいる人の幸せを願えると良いですね!
神様のおっしゃる事だから多分間違いない(笑)
この記事が、
読んでくださった方の新しい気づきや行動に
繋がる事が出来たら嬉しいです。
「私の記事を『読んで良かった』と思ってくれる
読者さんがいるかもしれない」
この事が、私の何よりの喜びです。
(長くなりました。最後まで読んでくださった方
本当にありがとうございました😊)
(反応くださると嬉しいです!励みになります♪)
<おまけ>
やなせさんは、人が嬉しそうに笑う声が好き
だから、長い間苦労して漫画家になったと
おっしゃってます。
今は絵本を主に描いているものの、
(本を書かれた当時1995年)
やなせさん曰く、「大芸術作品」を描きたいと
思った事は一度もないそう。
「面白いですか。ボクの本は面白かったですか」とそのことばかり心配しています。それにしてはあまり面白くありませんが、それは才能がうすいせいで残念です。ただ一生懸命にやります。
(あぁ…かっこいいなぁ……)
あおき