カケラたち
そもそも、なんでnoteを始めたんだっけ。
そうだ、寂しかったんだ……
悲しかったんだ。
逃げ場が、ほしかったんだ。
歯車がバチンっと音をたてて飛び散って。
どこが悪くなっていたのかも分からない状態で。
きっと、あちこち傷んでいたんだよね。
原因は、一つじゃないよね。
近くにいるから感じる遠さ。
自分だけ被害者だと叫び、のたうち回って。
心は、数えきれない破片となって散らばってしまった。
この世界を旅するうちに、私のカケラを見つけては重ねて、元に戻そうと。
一時は、全部集めたと思ったんだ。元に戻ったと思ったんだよね。
でも、またカラカラと崩れて散らばって。
やっと気がついた。
もう戻らないんだと。
時間は未来にしか進まないから。
違う形を作らなければならないと。
きっと誰も悪くない。
皆がみな、その時の一生懸命を生きていたんだ。
どうしようもなかったんだ。
気がついたのに、この世界にいるのはナゼかな?
そうだね。
私は、きっとまだ寂しさを抱えているのかもしれないな。
それでも……
ああ、ダメだな。
この先は書けない。
心の形を決められない。
誰かの文章を読み、自分の心を見つめるなかで、また見つけていこう。
思わぬところに大事なカケラが落ちているかもしれないし。
それまで、ゆっくりゆっくりと、漂って。
そうだ。
大事なことを書いておかないと。
なんでこの世界の扉を開けたのか、さっきまで忘れていたんだ。
寂しかったことも。
文章を投稿したり、スキを押したりコメントしたり、
この世界を漂うことは、心の穴を埋めてくれた。
遠いからこそ、近くに感じることができて。
タイムラインに自分の文章が流れるのを見ると、感じるんだ。
私を知ってくれる嬉しさを。
私を表現できる幸せを。
私は、ここにいるよって。
優しく温かい世界……
ありがとう💕