「リクルートスーツ」を見て思うこと
先日久しぶりに電車に乗ったら、
リクルートスーツの若者たちが、たくさん乗っていました。
そこで思ったことを書いてみたいと思います。
なぜこんなに変わらないのか
新卒採用の給与の「一律」が見直されたというニュースは、
つい最近のことでしたね。
それが話題になること自体が「日本は異常」と、
海外で話題になったそうです。
こんな記事がありました。
日本の給与水準の低さは、「初任給の低さ」が原因という内容です。
初任給が安く抑えられることになった原因は、このようです。
なぜ初任給を上げないのか。
この提言は1990年のことですから、
驚くべきは、「30年以上も変わらなかった」
ということではないでしょうか。
それは、企業にとって「得」だったからです。
新卒と中途採用で、なぜかこんなに変わる
私の娘は今、社会人3年目ですが、
新卒で入社した会社を一か月で辞めました。
トンでもブラック企業だったんです(笑)
数々の「トンでも話」があり、noteに書きたいくらいです。
日本には「やばい」会社ってあるんですよね。
おそらく、たくさん。
娘はその会社を辞めた後、
ITスクールに入り、秋に再就職しました。
この就職活動で驚いたのは、新卒と中途の違いです。
新卒の採用試験の時はジャケットにタイトスカートというスタイルはもちろん、
シャツはレギュラー、靴はヒールの細いものはダメ。
バックも私は「就職しても使えるものにしたら」と言うと、
「(むしろ)高いバックはダメ」と。
それがわずか数か月後の中途採用になると、
今度は「リクルートスーツ」ではおかしいと言うのです。
自らをしばる不自由さ
電車で見かける黒のリクルートスーツの若者たち。
慣れない生活で大変でしょうね。
頑張ってね!
不思議と、この「リクルートスーツ」は長くは続かず、
夏頃までにはほとんど見かけなくなります。
この「謎の習慣」は何なんでしょうね?
新卒を安く雇い入れるという、企業の既得権。
雇う側と雇われる側のパワーバランスのもとに、
決してはみ出したくない、横並び風潮。
そもそも、リクルートスーツの「お決まり」は、本当だったのでしょうか?
もし、パンプスのヒールが細かったら?
レギュラーシャツでなく、ブラウスだったら?
誰がどのようにマイナス査定をするのでしょうか?
本当にマイナス査定をするなら、その発想こそを疑ってほしいですよね。
こちらにも書きました。
私たちは、何を恐れ、何に合わせようとしているのでしょう?
私たちの戦うべきは、この「あるか無いかもわからない」同調圧力への、
「忖度」ではないでしょうか?
みんなが「まじめに働けば、食いあぶれることはなかった」戦後日本。
「まじめにやっていれば食べられる」時代は、とうに終わっていますよね。
あまりに「変わらない」。
これも一つのバイアスですよね。
あとどれくらい時間が経てば、変わるのでしょう。
「認識や常識」と「現実」の乖離は、
どんどん大きくなっている気がします。
女性の活躍やLGBTなど、いかにも「自由な社会へ」という風潮の足元で、
おかしな決まりはないでしょうか?
私たちはまず、おかしな決まりに気付かなければいけませんね。
本当の意味で、自由な日本になると良いですね。
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