
50代からの挑戦はつづく:富士山登頂【前編】
皆さんは、富士山に登ったことはありますか?
私には死ぬまでにやりたいことが、3つあります。
1,ホノルルマラソンに出る
2,サグラダファミリアを見に行く
この2つは、お金さえあれば行けます。
そのお金が問題(-_-;)、、死ぬまでには実現したい!
そして3つ目が「富士山登頂」でした。
先日行ってきました。
レポートしたいと思います。
富士山の登り方
富士山の登山は初めてだったので、ツアーで参加しました。
富士山ツアーのスタンダードな行程はこうです。
1,朝、都内からバスで出発。
2,昼頃、5合目の登山口に到着。ランチ後に登山開始。
3,夕方山小屋に到着。夕飯後仮眠。
4,夜中1時頃に山小屋を出発。
5,山頂でご来光を拝む。その後下山開始。
6,昼頃5合目に戻り、バスに乗る。
7,温泉に立ち寄り、入浴。
8,夕方、都内に帰着。
今年は、コロナ明けということもあり、
「富士山が混んでいる」と、ニュースになっていますよね。
多くの人がご来光を目指して一斉に登るため、
登山道は混み、自分のペースで登れない。
込み合うので余裕をもって出発するため、
山頂で長い時間、寒い中ご来光を待たないといけない。
調べているときに見つけた、山頂での「ご来光待ち」の写真。
んー、、

「夏休みの湘南」の「イモ洗い」状態を思い出しました。。
ツアーはどれも「山頂ご来光」ばかりでした。
目的は富士山に登ることで、山頂でご来光を拝まなくてもいいかな。。
暗い中登るのは、気持ちよくないし。。
天気が悪ければ、ご来光も何もないしね。。
ちなみに富士山の「ご来光」を拝める確率はこのようです。
7月 59~66%
8月 72~81%
9月 54~69%
そうしたところ、「山小屋でご来光」を拝み、
そのあとに山頂を目指すというツアーがありました。
仮眠が十分に取れ、明るくなってから歩き出す、
初心者にはもってこいのツアーです。
富士山の登山ルート
富士山には主に4つルートがあります。

吉田ルート:山梨県側の富士山の北側から山頂を目指すルート
須走ルート:静岡県側(小山町内)の富士山東側から山頂を目指すルート
御殿場ルート:静岡県側(御殿場市)の富士山南東側から山頂を目指すルート
富士宮ルート:静岡県側(富士宮市内)の富士山南側から山頂を目指すルート
一番混むのが「吉田ルート」のようです。
富士山に登る登山客の半数以上が吉田ルートを利用している。
今回のルートは、「プリンスルート」でした。

プリンスルートとは、皇太子徳仁親王殿下が平成20年(2008年)8月7日から8日にかけて富士登山をされた折にご利用になったルートです。
富士宮ルートと御殿場ルートを繋いだ、それぞれの「いいとこ取り」が出来るルートです。
「5合目」~「7合5勺」だけなのに
数日前まで雨予報だったのに、当日は何と快晴です!!
富士宮口5合目でバスを降り、出発します。
ん-、結構な勾配。
そしてとっても歩きづらい。
大きめの砂利で、足が5センチくらい沈みます。
6合目にある小屋に到着しました。
山頂が見えます!
とっても近いように見えます(笑)

景色はサイコーです!

次に、宝永火口を通ります。
宝永火口とは
宝永火口は富士山が江戸時代中期・宝永4年(1707年)に噴火したときの噴火口です。

わかります?ここ。人です(笑)

足元はさらに歩きづらくなります。
石の粒が大きくなり、角ばった石が混じります。

木とか草とかがほとんど無いんですね。
石と砂の、荒涼とした山ですね。

平坦な場所がほとんどなく、ずーっと急勾配が続きます。
ずーっと、足元が悪い。。
普通の「ハイキングに行く」感覚とは全然違いますね(-_-;)
七合五勺の「砂走館」に到着。
本日宿泊の山小屋です。

ここまでで充分疲れました(笑)
これは大変かも、、明日大丈夫かしら。。
影富士
山小屋は東向きなので、夕日は見えません。
逆側に太陽が沈んで現れた「影富士」です。

こんなにはっきり見えるのは珍しいとのこと。
すごい!
初めての山小屋
私は、今回初めて山小屋に宿泊しました。
山小屋には、洗面所やお風呂はありませんでした。
トイレは「バイオトイレ」と言って、
おがくずで分解するもののようでした。
水は貴重なので、トイレから出ても水で手を洗いません。
アルコール消毒でした。
電気も上下水道も通っていないということは、
こういうことなんですね。
お風呂に入ることはもちろん、洗面所がないので、
歯も磨けなければ顔も洗えません。
電気は発電機で起こしているようでしたが、
8時半には消灯、夜中は真っ暗です。
寝るのは、押入れのような「棚」の中です。

写真のグレーの掛け布団が「隙間なく」並んでいました。
寝るスペースは「肩幅」しかありません。
掛け布団をタテに半分に折って身体を入れるイメージ。
ちなみに、荷物もスペース内に収めます。
夜ご飯はカレーでした。
食べたら、みんなすぐ寝てしまいます(笑)
空気が薄いので、眠くなるんですよね。
山小屋に一泊するのは、薄い空気に慣れるのに有効なようです。
私も1日目は頭がぼーっとしましたが、2日目は大丈夫でした。
んー、いろいろと貴重な経験(笑)
つづく
=======================
「50代からの未来をつくる」サービスを展開中
よろしければぽちっとご覧くださいませ。
=======================
※よろしければ他記事もどうぞ