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止まらない過食のはじまり~過食体験記⑤~


前回の続きです。
半年間の拒食期を経て、そこから一年かけて
徐々に食べる量を増やしていきました。


でも、勉強不足というか
拒食をしていた期間の
栄養不足をナメていたのでしょう。


ある日を境に突然食欲が
爆発してしまったのです。



3. 社会人3年目~今年(過食期)



社会人2年目も終わる頃のある日、
いつものように仕事を終えて自宅に帰り、
母の作ってくれた夜ご飯をありがたく食べました。


しかし、その日は急に
「まだ食べたい、全然足りない」
という感覚がありました。


この時はまだ、
たくさん食べることに慎重になっていたので
そんなにはっきりと「もっと食べたい」
という感覚が出てくるのは拒食になる以前、
かなり久しぶりの感覚でした。


そして、その時はどうしても我慢出来なくて
キッチンにあった食パンを一枚食べた。
それでも満足できずにもう一枚食べた。


次の日、また夜ご飯だけでは満足できずに
棚の中のお菓子を食べた。
その次の日は、仏壇にある和菓子をすべて食べてしまい
母親にびっくりされた。


こんな調子が一か月ほど続いたところで、
ちょうど準備を進めていた一人暮らしが春から始まった。
これが過食症が本格化する決め手になってしまった。


一人暮らしのアパートのすぐ近くにコンビニがあり、
誰の目も気にしなくていいのでお菓子を買い込んで食べた。
この時はまだ拒食時と比べても体重は全然増えなかったし、
体調にもさほど影響は出なかった。


しかし、さらに一か月ほどすると明らかに体重は激増したし
仕事にも影響が出始めた。
いつも気分は悲しいし、言葉がすらすらと出てこなくなった。


明らかに自分が「悪い方」へ進んでいるのは分かっているのに、止められなかった。



過食を始めて数か月もせずに
付き合っていた恋人は離れていったし
(おそらく見た目の変化というよりも
私の精神状態の悪化を察知したから)、



いつも気分が冴えないし
太ったのを見られたくないのもあって、
友人の誘いからも逃げるように断り
自分から疎遠になっていった。


仕事が終わったらコンビニをハシゴして、
ポテチやケーキやチキンを買い込む。
深夜でも衝動が来たら買いに走る。


この時期あまりに悪いことが続きすぎたから、
自分と向き合わざるを得なくなった。
そこから何年もかけてHSPであることに気づいたり、
インナーチャイルドの癒しが始まるんだけど
それはまた別の機会で。


過食は5年以上も続いた。
拒食で30kgまで落ちた体重は
最高で60kgまで増えた\(^o^)/



転職しても、引っ越しても、実家に戻っても
いくら心と向き合って自分を知っても
過食症に関する書籍を読んでも、
今まで治らなかった。


次回からは過食症を治した経緯を
「ココロ編」と「食べ物編」に分けて
書いていこうかな、と思います。


以上が私の摂食障害遍歴です。
長い自分語りになってしまいましたが
読んでくれてありがとうございました!^^


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