うらない処 あんしん堂

占い師の進雅(しんが)/kamiyoと木咲 杏(きのさき あん)で運営しております。 占いを軸に、縁のありそうなことやちょっとした情報を発信してまいります。

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最近の記事

日本酒のお話 〜 正暦寺とつげのひむろ

日本酒発祥の地とされる奈良県の正暦寺に行ってまいりました。 日本酒のことも然りですが、このお寺は何と言っても孔雀明王の像があるというのがイチオシのポイントです。 孔雀明王の姿を思い浮かべてみて下さい。孔雀の胴体+明王の重たい上部を、細い2本の脚で支えています。これを現実の仏像にしているのが凄いのが想像出来ますでしょうか? 写真撮影禁止なので、残念ながらUP出来る画像はありません。関心ある方はネットで探してみて下さい。他の寺院の孔雀明王像でも何となく伝わるかと思います。 そして

    • 日本酒のお話 〜 古井の天狗山と美濃天狗「祐」と「賀新春」

      岐阜県美濃加茂市に古井(こび)の天狗山という神社があります。実際に行くとヘッダー画像の大天狗像以外の場所も、ひたすら天狗一色の神社です。 いわゆる「分かる人」には色々と感じることもあるかもしれません。 ここには私・進雅も木咲もそれぞれに思いがありまして、何となく吸い寄せられる様に再び行ってきたという訳です。 天狗と言えば石川県の天狗舞や、福島県の大天狗酒造を思い浮かべますが、きっと美濃加茂界隈にも日本酒があるはず、と考えて、前回お参りした時は日本酒は買わなかったこともあり、今

      • 日本酒のお話 〜 香取神宮とすいごうさかり

        関東には武勇に優れていたとされる神様や、何かしら武に関連する人気の神社がありますが、ここ香取神宮もその一つでしょう。主祭神は経津主神様で、剣そのものだという伝わり方もする神様です。関西ですと春日大社や枚岡神社が有名ですが、やはり経津主神様ならば香取神宮は外せないところです。 実際にお参りすると分かりますが、肌で感じる空気の引き締まった爽やかさが素晴らしく、やはり多くの人を引き寄せる神社とはこういうものかと思わされます。 立地からして車で行く人が殆どだとは思いますが、神社の真正

        • ニッカウヰスキー余市蒸留所に行ってきた

          ひょんなことから、日本酒ではなくウイスキーの試飲体験をすることになった、そんなご報告です。 ニッカウヰスキー余市蒸留所私たちあんしん堂では、神社巡りをライフワークのようにしているので、神社に奉納すると言えば日本酒ですから、いつもは日本酒のことを主に書いています。 しかし、この度、北海道を訪れる機会があり、その際に行程の都合と時間の余裕が出来たものですから、お酒の恵みは種類を問わない…と、余市にあるこちらにお伺いすることにしたのです。 蒸留所の見学ツアーには申し込みなどし

          日本酒のお話 〜 最上稲荷とご神酒(白菊酒造)

          日本三大稲荷とよく言われますが、たいていはバラつきがあり、私の知る範囲では ・伏見稲荷大社 ・豊川稲荷(妙厳寺) ・笠間稲荷神社 ・瓢箪山稲荷神社 ・最上稲荷(妙教寺) ・祐徳稲荷神社 が候補に挙げられていることが多い様です。どの「三大」でも伏見稲荷大社は必ず入っているので不動の四番バッターみたいな位置付けなのでしょう。豊川稲荷(妙厳寺)もだいたい入っている様に記憶しています。しかしコレは「三大」の括り方を100%神社限定にした場合、豊川稲荷の代わりに別の神社が入り、笠間稲荷

          日本酒のお話 〜 最上稲荷とご神酒(白菊酒造)

          日本酒のお話 〜 元伊勢籠神社と徳利イカ騒動

          聞くところによるとスルメイカが不漁で、徳利イカの生産にも影響が出ているそうな。 何がキッカケだったか忘れましたが、木咲と私(進雅)とで話していた際に徳利イカの話題が出ました。それで調べてみたら、楽天やAmazon等のお馴染みのサイトでも売り切れだったり、徳利イカの産地によっては生産を見合わせているとか、輸入物のスルメイカを使っているとか、そんな話がチラホラと。 一方で京都新聞の記事で、宮津では名物の徳利イカの生産がピークを迎えて…というのもありました。宮津と言えば天橋立、天橋

          日本酒のお話 〜 元伊勢籠神社と徳利イカ騒動

          日本酒のお話 〜 城南宮と都鶴(みやこつる)

          これまで灘酒のレポートはいくつかしましたが、実は伏見の酒のレポートをしておりませんでした。世の中三大●●というのはよくありますが、日本酒もご多分に漏れず三大酒どころというのがある様で、その一角を占める伏見が無いのは私達としても そーいや伏見の日本酒書いてないよな と思ったこともあり、城南宮と伏見に行ってまいりました。 しかもこの日、訳あって兵庫県西宮市の廣田神社に行ったんですよ。過去にそうしてきた通り、普通なら灘酒、それも西宮郷の日本酒買うこと考えますよね。しかしこの日は木咲

          日本酒のお話 〜 城南宮と都鶴(みやこつる)

          日本酒のお話 〜 鹿島神宮と神の池

          ひょんなことから鹿島神宮に導かれて、買ってきましたその名も「神の池」のお話をお届けします。 鹿島神宮と言えば武甕雷神様の本家本元の神社な訳ですが、東京から遠く離れた地にあっても信仰篤い方々が集まる名刹として知られています。 武甕雷神様は武勇に優れた神様で、そのあり方については諸説ある様です。神話の中で有名なのは、高天原の天照大御神からの「約束通り早く地上(日本)の国を明け渡しなさい。」という伝言を携えた天津神の遣いをことごとく籠絡し、のらりくらりと追及をかわしていた国津神の大

          日本酒のお話 〜 鹿島神宮と神の池

          日本酒のお話 〜 大神神社と三諸杉

          今回は奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社とその地元の蔵元の日本酒・三諸杉(みむろすぎ)の記事です。 大神神社は奈良はもとより近隣府県にも根強いファンを集める神社で、大鳥居がシンボルになっています。 大神山自体が御神体で、大神神社一体には関連する神社がいくつも点在しています。 つまり、山麓に神社が横に広がる様に並んでいるイメージです。私たちはこの大神(おおみわ)神社と檜原(ひばら)神社に行ってまいりました。 スッキリとした気が身体を吹き抜けていくかの様な爽やかさを感じる神社で

          日本酒のお話 〜 大神神社と三諸杉

          日本酒のお話 〜 伊佐須美神社と伊佐須美神社御神酒(白井酒造店)

          今回は福島県の会津地方の神社と、その神社にまつわる日本酒の記事をお届けします。 会津の一之宮といえば伊佐須美神社で、鶴ヶ城のある会津若松市の南西、会津美里町にあります。 ご祭神は伊邪那岐、伊邪那美命で、戦国大名だった蘆名家や、その後会津藩主の任に就いた徳川家康の孫である保科正之による手厚い保護を受けてきた神社だそうな。 上の写真では明治維新以降は国幣中社に列せられていたことが分かりますが、まぁ、このあたりの話は人間の都合によるもので、神々様には関係ないことかと思います。 こ

          日本酒のお話 〜 伊佐須美神社と伊佐須美神社御神酒(白井酒造店)

          日本酒のお話 〜 番外編 進雅撃沈す

          今回の原稿は具体名は挙げません。悪口になってしまうからです。 はい、ぶっちゃけた話 「ちょっとこりゃないだろう…」 というお酒のお話です。 何やら某漫画の影響か、灘や伏見の大手酒造メーカーは損な役回りをさせられている感があります。 しかーし、私は灘や伏見の大手酒造メーカーに気の毒というか、あんまりな風評だろうと少々腹立たしく思っています。 ・全国どこでも入手しやすい流通量 ・1年通じて安定したいつもの味 ・それが手頃な価格で供給されている 文字にすればこれだけのことですが、

          日本酒のお話 〜 番外編 進雅撃沈す

          日本酒のお話 〜 宗像大社②と夏酒

          こちらも5ヶ月手付かずで置いておいた日本酒です。先日UPした勝屋酒造さんの沖ノ島と一緒に買ったのがコレです。 夏酒を12月に飲むなんざ、素人かよ?と言われそうですが、なんせあちこちで買うもんだからつい(笑)こういうことになってしまうという訳でして。 しかしまあ、ひと口飲んでみて「おや?」ふた口目に「ははぁ、なるほど」というお酒です。夏酒の日本酒業界での定義の話はともかく、このラベルのイメージとも絡めた清涼感が素晴らしい日本酒です。アルコール感や昔々のザ・日本酒の様な感じとは

          日本酒のお話 〜 宗像大社②と夏酒

          日本酒のお話~番外編 灯台下暗し 生駒 上田酒造さんと 菊司醸造さん

          灯台下暗し…生駒の名酒こんにちは、木咲です。 こちらでは基本的に、神社へのお詣りで出向いた地方の地元の蔵元さんで、自然に導かれたようにお酒を求める…といった体験を軸にして色々とメモして来ていました。 今回は、神社とも遠出とも関係なく、いわゆる自分たちのいるところの地元、ご近所さんにとても素敵な酒蔵さんがあったことを報告したくて書きます。 生駒山という山があるのはご存じでしょうか。 大阪と奈良の県境に位置し、信貴山・葛城山とともに奈良百遊山に数えられます。 頂上からは大阪

          日本酒のお話~番外編 灯台下暗し 生駒 上田酒造さんと 菊司醸造さん

          日本酒のお話 〜 彌彦愛國と彌彦神社

          越後国の一之宮と言えば彌彦神社ですが、実は名前ばかりが印象にあって行ったことがありませんでした。そんな訳で是非行ってみたいとの念願が叶い、お参りすることが出来ました。 北陸自動車道のリフレッシュ工事数ヶ所の影響で所々で渋滞に遭い、その影響で神社に着いたのが午後4時頃。 時間が時間だけに、お参りを終えて出てくる人の数の方がこれから入って行く人よりも多い感じの人の流れの中、境内に入って行きました。 なるほどさすがは、の威容の神社です。見出し写真が本殿で、ここに至るまで相応の参道

          日本酒のお話 〜 彌彦愛國と彌彦神社

          日本酒のお話~番外編 雪の茅舎と秋田の珠玉たち

          こんにちは木咲杏です。 「おいしい~」しか言えない語彙力のため、日本酒の味わいなどの記事は進雅に任せている私です。 でも、今回はとても素晴らしいことがあったので、記しておきたいと思います。 11月も半ばを過ぎた頃…進雅の数年来の思いを叶えるため、私たちは覚悟と想いを持って、遠く秋田まで向かいました。 秋田まで行くのだから、地元の美味しい日本酒を味わえたら…という気持ちは当然ありましたが、限られた日程の中で、どうしても遂行しなくてはいけない目的があったため、どこかで期待はあ

          日本酒のお話~番外編 雪の茅舎と秋田の珠玉たち

          日本酒のお話 〜 木花咲耶姫と金明②・鳴鏑

          半年前に東口本宮富士浅間神社と富士自慢に関する記事を書きました。あの時に金明という日本酒を作っている根上酒造さんで、富士自慢と一緒にもう一本買った純米吟醸の鳴鏑(めいてき)というのがあり、いずれまた後日記事を、と締め括ったまま約半年が経過し、ようやく鳴鏑(めいてき)にたどり着きました。 だいたい他の神社にお参りするたびに、ついつい他の酒を買い過ぎなんですよ(笑) しつこく鳴鏑(めいてき)とふりがなを書いておりますが、私は最初「なるかぶら」かと思っていたというのが理由です(笑

          日本酒のお話 〜 木花咲耶姫と金明②・鳴鏑