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【学研まんが】プレス加工と溶接のひみつ オススメ度:★★(1〜5)

2022年9月の新刊です。

テーマ

自動車のパーツ…ではなく、それを作るための「技術」をテーマにしています。プレス加工は、平たいものを、しぼったり切ったり曲げたりして、立体的にする技術。溶接は、ふたつ以上のものを、溶かして冷やして固めて、くっつける技術。

実用性

マニアック。実物を見るには、まず車のボンネットを開けるところからです。缶のプルトップなどの身近なものもプレス加工で作られているそうですが、本書はあくまで車のパーツにこだわります。

ストーリー

男の子主人公の家族が車の買い替えを検討していたら、車の内部のパーツの話になり、女の子主人公のお父さん(エンジニア)に話を聞きに行きます。その後はいつもの工場見学。

女の子主人公はお父さんと同じエンジニアの道を歩もうとしています。学校では男子に恐れられるクールキャラですが、お父さんにはよく懐いています。

プロローグ・エピローグは、いい話系の車のCMっぽいです。あれだけ盛り上がっておきながら、男の子主人公は車のパーツ作りの仕事に就くわけではないというリアルなオチはある意味斬新。

ファンタジー

妖精は出てきません。「部品の声を聴く(物理的に)」ことが一流エンジニアの条件という、比喩とファンタジーの中間のような表現はあります。


一行知識

鉄板の端は、カミソリの刃と同じくらい切れやすい。(理由は不明)


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あんぱんだ | 視える化推進エンジニア
いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。

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