【図解】アンリミテッド・オトナゲーム
「未成年のゲーム時間制限」について、中国が制限を強めるとのこと。日本でも、香川県が18歳未満のゲーム時間を制限する条例を施行して物議を醸したことは記憶に新しい。
「未成年のゲーム時間制限」は、裏を返すと「大人はゲーム時間制限を受けない」である。図でいうとC。
この議論に対する私の疑問点は、下記の3つ。
① 「ゲーム＝悪」が前提になっていること
ゲームそのものが問題なのではなく、熱中して自分の行動をコントロールできなくなることが問題のはず。ゲームでもSNSでもNetflixでも同じことだし、資格勉強に熱中しすぎて本業の品質が下がる、というパターンもある。
② 自己コントロール能力が育たないこと
未成年の間に自己コントロールの方法を学ぶのではなく、他者からの規制に委ねることになる。いざ大人になって規制がなくなったとき(B→C)、ゲーム時間の自己コントロールができるだろうか。
③ 大人のゲーム時間には規制がないこと
A→Bは規制するのに、C→Dの規制はない。通勤電車に乗る機会はだいぶ少なくなったが、大人が自己コントロールできているとは思えない。
香川県の条例には強い拘束力はなかったようだが、中国が国をあげてやる以上は、本気でやってくるはず。今後に注目したい。
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