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読書まとめ『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』→PPDAC の各ステップを実践的に解説
『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』柏原 崇宏
一言で言うと
PPDAC の各ステップを実践的に解説
概要
出社・通勤時間の積読解消キャンペーンの 1冊。
長いこと積読になっていて、
いつどこで入手したか、記憶がありません…
「数字で考える」とは、
データ分析で学んだ PPDAC に他ならないと感じました。
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本書で紹介されている
「数字で考える」5つのステップは、
PPDAC に置き換えることができそうです。
問題を設定する →Problem
答えを想定する →Plan
数字を集める →Data
数字を比較する →Analysis
比較した結果をわかりやすく見せる →Conclusion
本書から学んだ、PPDAC の各ステップで
意識したいことを 3つ紹介します。
① Plan:調べる前に、推計してみる
調べればすぐにわかる数字でも、
調べる前に推計してみましょう。
フェルミ推定の練習になり、
自分の推計の精度もわかるので、
数字に対する感覚が研ぎ澄まされていきます。
得られたデータと推計が大きくズレていた場合、
そもそもデータの前提が想定と違っていた、
などのイレギュラーにも気づきやすくなります。
世の中の数字をざっくりとでも把握しておくと、
仮説を立てやすくなる効果もあります。
仕事の場はもちろん、事前勉強なしで
共通テストを受験するときとかに役立ちそう。
② Analysis:数字の比べ方は 5種類
数字を比べる手法はたくさんありますが、
以下の 5つが使いこなせれば十分です。
項目間 (棒グラフ)
時系列 (折れ線グラフ・面グラフ)
比率 (棒グラフ)
相関 (散布図・バブルチャート)
バラつき (棒グラフ・ヒストグラム)
数字の比べ方によって、使うグラフも決まってきます。
資料を作る段階(Conclusion) になって
「どのグラフを使おうかな」と悩んでいるなら、
Plan や Analysis の段階での検討が不十分だと言えます。
③ Conclusion:資料でポジションを取れ
資料の文章では、
あいまいな表現ではなく意見を言い切って
自分のポジションを明確にすることが重要。
数字は、考える・伝えるための道具でしかありません。
資料を作って相手にアクションを促すためには、
自分の意見をはっきりと示す必要があります。
いくらデータを集めて分析しても、
100% の確信が得られることはありません。
だからといって、予防線や言い訳を書き連ねると、
肝心の意見がぼやけてしまいます。
PPDAC は一方向への直線ではなくサイクルなので、
意見が間違っているかもしれない前提で、
再度 Problem からやり直すことも
辞さない姿勢でいたいですね。
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