読書まとめ『なぞとき絶景図鑑』→成り立ちがわかると、もっと楽しめる
『知りたい! 行ってみたい! なぞとき絶景図鑑』増田 明代、山口 耕生
一言で言うと
成り立ちがわかると、もっと楽しめる
概要
「なぞとき×絶景」に期待して借りてみました。
世界各地の絶景がなりたちとともに紹介されていますが、
なぞとき要素は少ないです。
ただ紹介してるだけ感が強いものもチラホラ。
本稿では、本書に掲載されている世界の絶景から、
「人の手で作られたもの」を
キーワードに 3つ紹介します。
① 会津さざえ堂:二重らせん階段
福島県会津若松市にある、六角形の仏堂。
上りと下りで参拝者が鉢合わせしないように、
内部の階段は二重らせんになっています。
やっぱりらせん階段には惹かれますねぇ。
二重構造のらせん階段は世界的にも珍しく、
フランスのものはレオナルド・ダ・ヴィンチが
設計したとも言われるほど。
彼が設計したと言われたら納得感ありますが、
会津さざえ堂は著名な設計者というわけではないようです。
絶景と呼ぶには地味な感は否めませんが、
国内で訪問しやすいのはメリット。
ぜひ一度参拝してみたいスポットです。
② チャンド・バオリ:巨大階段井戸
インド北西部にある、深さ30メートルにも及ぶ巨大井戸。
一面に連なった階段が見事です。
(階段フェチ?)
この絶景を生んだのは、雨季と乾季が分かれた気候。
乾季の水不足に備えて、雨季のモンスーンの
雨を溜めておく施設なのだそうです。
井戸というより、ため池に近いですね。
地下深くに掘られているため、
貴族の避暑地にもなったんだとか。
壮大な建造物であること以上に、
地球の気候に適応するための人間の工夫こそが
私の好物なんだと再認識しました。
③ フライガイザー:成長し続ける奇岩
アメリカ・ネバダ州にある、水が噴き出すカラフルな岩。
発見された間欠泉の埋め戻しが
不十分だったために生まれた絶景です。
人間が作ったというより、人間が
自然のコントロールに失敗してできてしまった、という感じ。
この岩は噴出する水に含まれる炭酸カルシウムが
積み重なった自然物なので、わずかずつながら
成長し続けているところも興味深いですね。
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