【学研まんが】紙のひみつ オススメ度:★★★★★(1〜5)
Web公開されていない古め(2007年刊行) の
学研まんがを図書館で借りてきました。
本書特有のしかけとして、
ページごとに4種類の紙が併用されています。
ニューエイジEF(エコフォレスト)
OKアドニスラフ80
OKいしかり
OKブライト(ラフ)
文字や写真などの情報だけでなく、
素材そのものを変えることで、
色々な種類の紙があることを実感できます。
これは Web公開では味わえない、
紙の本の特権ですね。
テーマ
広範囲。
紙が様々なところで
使われていることがわかります。
紙の利用は環境破壊につながる!
という意見への反論が多め。
実用性
実用的。
リサイクル時の注意点についても
説明があります。
ストーリー
携帯電話(ガラケー)のメモ機能を活用する主人公が、
紙について学んでいきます。
中盤では、主人公と父、父の会社の社長の3人で
愛知県春日井市の製紙工場、
三重県亀山市の森林資源研究所の見学へ。
社長が過激な環境主義者・悪人ヅラで
キャラが立ちまくっており、
お父さんが空気になってます。
ファンタジー
主人公が作ったペーパークラフトの犬が、
ペグと名乗って実体化して案内役に。
本の中へ入り込み、
複数の時代・地域にタイムスリップします。
能力は基本的にタイムスリップだけですが、
元が紙なだけに、扉のスキマから
トイレの個室に侵入するアカン特技も披露。
一行知識
古紙が少しでも混ざっていれば、再生紙として扱われる。
古紙の比率を明示したり認定マークをつけたりして、
品質を担保しているようです。
関連投稿
飛鳥山にある「紙の博物館」が
見返しで紹介されており、
同館所蔵の資料の写真も多く掲載されています。
また、段ボールの進化についての解説も。
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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。