【学研まんが】地デジのひみつ オススメ度:★(1〜5)
テーマ
特化してます。2011年7月のアナログ放送終了を前に、2010年7月に刊行された本ですね。
実用性
知識として。地デジだアナログだと言っていたのは過去の話。今も地デジ放送が続いているわけですが、移行の話はさすがに賞味期限が切れていると言わざるを得ません。アンテナやチューナーについて具体的に説明されているので、地デジへの移行期に読むのであれば、実用性MAXです。
ストーリー
男・男・女の3人で、来たる地デジ移行を乗り切るために学びます。女の子主人公の父親がテレビ局職員で、メインの解説役を務めます。淡い恋模様も描かれますが、基本的には淡々としてます。エピローグでは、転校しても地デジで同じテレビを見てつながっていようね、的な展開でしたが、刊行当時は小学生だった彼らも今や20代半ば。きっとインスタやX、LINEでつながっていることでしょう。
ファンタジー
リアルです。実家(仙台)にアンテナ工事業者を名乗る怪しい電話が来るとか、生々しくリアル。
一行知識
国内のテレビ放送局の数は、2007(平成19)年で15,386(民間放送・NHK合計)。
そんなにあるの!?と思ったんですが、「テレビ放送局」の定義が不明です。放送事業者の意味だと、1,000前後のようですが…
余談:デジサポのドメイン名
総務省テレビ受信者支援センター(デジサポ)のURLが記載されていたのでアクセスしてみたところ、どう見ても怪しい「無料動画まとめサイト」にリダイレクトされました… 2017年5月にドメイン登録されており、登録者は非開示。総務省が廃止したドメイン名を、怪しいサイトの管理者が買った(ドメイン・ドロップキャッチ)と考えられます。インターネットの利便性が高まっている一方、こういった事例は後を絶ちません。
ドメインについて学びたい方は、JPRS御大が協力した『インターネットのひみつ』をどうぞ。
テレビがテーマだったのに、なぜかインターネットの話に…