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読書まとめ『まちのナニコレ?図鑑』→まち歩きの想像力が広がる
『キッズペディア まちのナニコレ?図鑑』小学館 編
一言で言うと
まち歩きの想像力が広がる
概要
年末年始の読書用に
図書館から借りてきた本です。
去年も同じような動機で
「身近な不思議系図鑑」を借りてますね。
本書は、街で見かける様々なモノの
名前や役割を解説している本です。
世の中には知らないことが
まだまだたくさんあると思い知らされます。
本書に紹介されているナニコレ?の中から、
興味をそそられたものを 3つ紹介します。
① 消波ブロック:運ばず、現場でつくる
海岸に並べられる消波ブロックは、
型にコンクリートを流し込んで
その場で作っているそうです。
どこかで作って運んでくるわけじゃないんですね。
考えてみれば、消波ブロックは大きくて重量もあり、
しかも1つ2つではなく大量に使われるもの。
別のところで作って輸送するとなると、
かなりのコストがかかりそうです。
その点、型枠と生コンクリートがあれば
現場で作れる、という手軽さは
理に適っていると言えます。
工業立地論における市場指向型工業と
似た考え方なのかもしれません。
原材料(生コンクリート) に対して
製品(消波ブロック) が軽いわけではないので、
消費地(海岸) に近いところで製造する、という理屈。
地理学は役に立つ!
② 定礎:中にはタイムカプセル
ビルの入り口などで見かける
「定礎」には、タイムカプセルが
入っているそうです。
定礎のプレートを外すと
「定礎箱」が埋め込まれています。
中には関係者の名簿、竣工日の新聞、図面、
当時のお金などが入っているんだとか。
庁舎の建て替えなどで定礎箱が開封されて
ニュースになるので、
ご存じの方もいるかもしれませんね。
ちなみに、定礎はもともと「礎石を定める」、
つまり工事の始まりを表す言葉でしたが、
現代においては工事が完了するタイミングで
定礎を設置することが多いとのこと。
会の終わりなのに、開会と同じ字を使う
「お開き」と似てますね。
③ 消火栓:地下の水道管を想像してみる
街なかの消火栓には、
地上型とマンホールのような地下型があります。
通行止めのポールなどとは違って、
どちらも水道管に接続しています。
マンホールや地下型の防火水槽と合わせて、
地下の水道管がどのように張り巡らされているか、
想像してみると楽しくないですか?
ところで、パウ・パトロールのマーシャル、
いつもめっちゃ放水してますが、
消火栓を利用している様子がないのが気になってます。
アドベンチャー・ベイの防災インフラは
完全にパウ・パトロール依存なんだろうか…
まあ、彼らの科学力なら、
特殊な装置で空気中の水分を集めて
補充できるから問題ない、とか言いそうですけど。
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