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自然

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身の回りの自然、残しておきたい風景など
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#植物

畑に謎の木が生えました

畑に謎の木が生えました

 畑の真ん中にどう見ても草じゃないものが生えてきました。
 しかも3本も。w

 さあ、これなんだろ?
 早速Googleレンズで調べてみましたら、先ず出てきたのが「イーチャンパペダ」という植物でした。

 いやいやいや。中国の植物がこの畑に勝手に生えるわけないでしょ?www

 そもそもなぜ、我家の畑にこのような常緑樹の芽が出たのか?思い当たるのは昨年山里に住む親戚からもらってきた大量なる枝葉の

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夏に咲く花 ヒメヒオウギズイセン

夏に咲く花 ヒメヒオウギズイセン

 畑のすみにヒメヒオウギズイセンの大株がありまして、今年もたくさんの花が咲きました。

 学名:Crocosmia クロコスミア
 和名:ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
 その他の名前:モントブレチア、トリトニア
 科名 / 属名:アヤメ科 / クロコスミア属

 品種は300以上もあって、地下には球根(球茎)があり、地下茎を伸ばして、その先端に新しい球根が毎年1個ずつできてふえていきますので

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畑のルドベキア あなたはだあれ?

畑のルドベキア あなたはだあれ?

 畑の際の草地で今年も夏の黄色い花「ルドベキア」が咲き出しました。
もともとは北アメリカに30種ほどが分布している植物でして、「ルドベキア・ヒルタ」「ルドベキア・タカオ」「ルドベキア・トト」「ルドベキア・プレーリーサン」など多くの園芸種があります。
 たくさん品種があるルドベキアですが、ルドベキア・ラシニアタ(和名オオハンゴンソウ)だけは、外来種被害防止法により国内での栽培は禁止されていますから、

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植物の右巻き左巻き問題 なぜこんなに混乱しているんだろ?

植物の右巻き左巻き問題 なぜこんなに混乱しているんだろ?

 前回、ネジバナについての記事をUPしたときに、何をもって「右巻き」「左巻き」とするかには諸説あってややこしいと書きました。今回はそこのところを少し深掘りしてみましょうかね。

 実は前回の記事を書くときに自分でもちょっと分からなくなって、あちこち調べてみましたら、多くの方がネジバナの右巻きと左巻きについて誤った記述をしておられることが分かりました。

 さらに他の代表的な植物の例を挙げるなら、た

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ハキダメギクを巡る状況

ハキダメギクを巡る状況

 我家の畑周辺で最近勢力を拡大している野草がハキダメギクです。とにかくあちこちで咲いているのを目にするんですよね。(^^)

 ハキダメギク(掃溜菊、学名:Galinsoga quadriradiata)は、北アメリカ原産のキク科コゴメギク属の一年生植物。道ばたや庭などに生える雑草として、現在では関東地方以西の各地に分布しています。

 この花の命名者はやっぱりというかもちろん牧野富太郎先生。東京

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クチナシの花

クチナシの花

 先週、畑の片隅にあるクチナシの花が咲き出しました。
 この花はとにかくきれいな時期が短いので、今のうちに撮っとこうと思って取り敢えずスマホで押さえたのが本日の画像です。

  私は咲き出しの頃の蕾のやる気満々な姿が好きなんですよね。(^^)

初夏の野草 チガヤとコバンソウ

初夏の野草 チガヤとコバンソウ

 琵琶湖岸の湖周道路をクルマで走っていると、歩道脇にいろいろな野草が生えている様子が見られます。
 特に初夏のこの季節には、興味深い植物がずらりと並びますので、私などは「おお、あれは何だ?」と、ついそちらに気を取られて、思わずハンドル操作を誤りそう。^^;
 しかも、クルマが走るおかげで種がうまく道に沿って飛ばされるので、年々それらの勢力は道沿いに拡大していくわけです。今回はそんな植物たちをちょっ

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水田一面に生えるこの細い草は何だろ?

水田一面に生えるこの細い草は何だろ?

 昔から滋賀県北部の田植えは早くて、GW前後がその最盛期だったのですが、最近はずいぶん遅くなりまして、この時期になってもまだ代掻きがされていない圃場があちこちに見られます。
 そんな圃場一面にこんな草がびっしりと生えている場所がありまして、ものすごく目を引くので思わずクルマを停めて撮っちゃいました。w

 最初はイグサの仲間かな?と思ったのですが、よくわかりません。実は水田に生える雑草の種類はとて

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刈られた植物の生存戦略 彼らはどう生き延びるのか

刈られた植物の生存戦略 彼らはどう生き延びるのか

 前回の記事で植物のコミュニケーション能力について書きました。今回はその続編です。

 畑周辺の草が勢いを増して、いよいよジャングルになって来ましたので、最近私はセッセと草刈りをしています。

 でもね、この作業は結構なお手間入り。なかなか一度にはできないから、野積みして順番待ちさせておくのですが、最近はお天気がいいので二日も放置しておくと表面から草がどんどん乾燥していくんですよね。
 実は植物は

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気づかなかったけど生垣にスズメノエンドウがたくさん生えていました

気づかなかったけど生垣にスズメノエンドウがたくさん生えていました

 我家の生垣の中に草むしりに入ったら、あまり見たことのない草が勢力を伸ばしていました。一見した時はカラスノエンドウかな?と思いましたが、葉も蔓もうんと細くてモジャモジャしてるんです。はい、これはスズメノエンドウですね。

 スズメノエンドウはソラマメ属のつる性の越年草。カラスノエンドウより小振りなのでスズメの名がついていますが、別名がイヌノエンドウ(犬野豌豆)ですからちとややこしい。w
 この草は

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畑周辺の草むらで植物観察 その2

畑周辺の草むらで植物観察 その2

 我が家の畑周辺の草むらで植物観察をするシリーズ第二弾です。

 あれから2週間ほどたって、草むらの様子が随分と変わってきました。この季節の植物の勢いはとどまることを知りませんね。(^^;)

 さあ、いよいよ草むらは初夏に向けて装いを新たにしていきます。
 でも、その前に一度草刈りしなきゃ。w

近所のヤドリギを見に行く

近所のヤドリギを見に行く

 高い樹の上にある丸いもの。あれは鳥の巣に違いないと子どもの頃は思い込んでいました。それがそうじゃないと気づいたのはいつの頃だったのか、ものすごくがっかりした記憶があります。^^;

 ヤドリギは樹木の枝や幹に寄生して、水分や栄養分をもらって成長する常緑の多年生植物なのですが、光合成によって自分でも栄養分を作り出すことができるハイブリッドな植物。
 ヤドリギの種の保存戦略は鳥散布型です。特にヒレン

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紫陽花ラプソディ 挿し芽は簡単だけど、迂闊にやるとこうなるんです

紫陽花ラプソディ 挿し芽は簡単だけど、迂闊にやるとこうなるんです

 我家の庭先には紫陽花の大株がいくつかあります。
 これらはその昔、ばあちゃんが「紫陽花は挿し芽で増やせる」ということを聞きかじって、ご近所からきれいそうな紫陽花の枝をもらってきてプランターに挿し芽をしたもの。

 日陰にプランターを置いて水やりをしていたらしっかり根付いたまではよかったんですが、熱しやすく冷めやすいばあちゃんにそのまま忘れ去られ、放置されて数年後にはとうとう劣化したプランターの底

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