⑫自分自身の心を読む ルアンプー・プラモート師
(続き)自分自身の心を観察し
どんな煩悩であれ生じたものに気づきを間に合わせ
すると
煩悩は瞬時に滅するのです
私達に怒りが生じたのならば
そのことを知るのです
欲が生じた
浸り込みが生じた
それに気づきを間に合わせるのです
私達に生じるサティが生じた瞬間に
欲や浸り込みも瞬時に滅するのです
サティとは知ることを間に合わせる働きなのです
自分自身の心に気づきを間に合わせることは
心に生じた煩悩を消滅させます
サティが生じている間は
新たな煩悩は生じる事が出来ないのです
自分自身の心に気づきが間に合っている間は
サティが生じている間は善(クソン)が生じているのです
サティは善(クソン)だけから生じるのです
ですから
サティが何度も生じる事は
善(クソン)を進化させ
戒・集中(サマーディ)・智慧を高めるのです
ですから
自分自身の心を読み続けることは
八正道の5つ目の
正精進(サンマー・ワーヤマー)です
精進にいそしむことは
座る瞑想を長くすることではありません
歩く瞑想を長時間行う事でもありません
精進するとは
1.既にある不善(アクソン)を洗い流し精進をし
2.新たな不善が生じないように精進し
3.今までなかった善(クソン)が生じる様に努力し
4.生じた善をより高める様に精進する事です
サティによって自分自身の心に気づきを間に合わせることによって
この4つを行うことが出来るのです(続く)
16:55~