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⑱自分自身の心を読む ルアンプー・プラモート師


(続き)渇愛(タンハー)が終わるともがき回る心が止まるのです

容易に観察するには

私達に欲しいという気持ちが湧いてきたなら

心が落ち着きなく動き回ります

心は楽では無くなるのです

ある女性に声を掛けたいと思ったなら

心が落ち着きなく動き回るのです

「上手くいくのか、上手くいかないのか」とやきもきするのです

そして

心の幸せは無くなるのです

宝くじに当たりたい

幸運を手に入れたい

「欲しい」と思うたびに心は落ち着き無く動き回るのです

ここをストレートに観察するのです

これを

「自分自身の心を読む」と言います

ですから

ルアンポーはカマターン(瞑想の方法)について

どう座ればよいか

どう歩けばよいかなどは教えません

ルアンポーが重要視しているのは

「自分自身の心を読む」ということなのです

もしも私達の心が煩悩に覆われた時には

心があちこち落ち着き無く動き回り

心があちこち動き回る事で

心に苦(ドゥッカ)が生じます

一方

心が煩悩に覆われない時には

心はあちこち動き回りません

そして

心は静けさと落ち着きを持つのです

これが涅槃(パニパーン)なのです

涅槃とは渇愛が終わった状態です

心が動き回り飾り付けられることが終わった状態です

そして

本当の心の落ち着き静けさに至るのです

立とうが歩こうが座ろうが楽・幸せを感じるのです

老・病・死のうがそれでもなお幸せを感じるのです(続く)

23:45~



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