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四聖諦の真実 ルアンポー・プラモート師

ブッダの教えのダンマは

四聖諦に集約されています

苦諦(ドゥッカ)、集諦(サムータイ)、滅諦(二ロート)、道諦(マッガ)

これを二つに分けることが出来ます

苦諦(ドゥッカ)と集諦(サムータイ)

滅諦(ニロート)と道諦(マッガ)

原因と結果のことなのです

四聖諦は結果と原因について言っているのです

結果として五蘊があるのです

結果として苦があるのです

身体があり心があることは

苦なのです

その原因は

渇愛(タンハー)なのです

それが滅する時は原因が滅するのです

苦諦(ドゥッカ)を知る事は

集諦(サムータイ)を洗い流すことなのです

原因を滅することなのです

これは世俗諦(ローキヤ)の話なのです

渇愛(タンハー)があること

それは煩悩がある事です

そして苦が生じるのです

渇愛、煩悩の上に居座っているうちは

ルーパ(名)、ナーマ(色)、身体、心が生じるです

そのルーパとナーマが苦なのです

もう一つの四聖諦

これは勝義諦(ロークッタラ)のことなのです

道諦(マッガ)があることは原因なのです

滅諦(ニロート)、涅槃(ニッパン)は結果なのです

原因と結果なのです

道諦という原因があり

滅諦、涅槃という結果があるのです

滅諦(マッガ)の義務とは

八正道を高める事なのです

要点をいうならば

戒(シン)・定(サマーディ)・智慧(パンニャー)なのです

今まで持っていなかった戒を持つようにするのです

戒を持つようになったのならばそれを保持するのです

今まで持っていなかった定(サマーディ)を持つようにするのです

定(サマーディ)を持つようになったのならばそれを保持するのです

今まで持っていなかった智慧を持つようにするのです

智慧を持つようになったのならば十分に育て

苦(ドゥッカ)の真実を観るのです

智慧(パンニャー)は他の事を知るためのものではありませんよ

智慧は苦(ドゥッカ)を学ぶためだけのものなのです

ルーパ、ナーマ、身体と心の真実を学ぶためのものなのです

ですから四聖諦には2つの対に分かれるのです

世俗諦(ローキヤ)の方は

渇愛(タンハー)が原因であり

苦(ドゥッカ)が結果なのです

勝義諦(ロークッタラ)の方は

道諦(マッガ)が原因であり

滅諦(ニロード)が結果なのです

二つの組み合わせなのです

わかりますか

ダンマは私達を自由にしてくれます

私達は苦の道を選択することもできるし

苦から解脱する道を選ぶこともできるのです

ブッダは二つの道を示したのです

苦を得たいのならば渇愛と煩悩に従えばよいのです

すると間違いなく苦が得られるのです

苦から脱したいのであれば

戒・定・智慧を高めるのです

解脱することは間違いないのです

これは四聖諦の本当の真実なのです

仏暦2551年12月30日


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