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献花を修習(カマターン)に使う ルアンプー・プラモート師

私達は仏陀に献花を捧げると

幸福を感じます

仏陀に手を合わせ

善き事、正しいことをしたと感じ

心が喜びを感じるのです

心を集中させる時は

喜びを感じることを

心に興味を持たせるのです

その興味を持たせることを使い

対象の修習(アロム・カマターン)を行うのです

心が興味を持たせる対象と共に居るのならば

それほど長い時間が掛からず

心は静まるのです

わかりますか?

もしもバワナー(修習)の原則を掴んだのならば

容易に実践することが出来るのです

しかし原則を掴めないのならば

何をやっても困難に感じるのです

心が喜びを感じ幸せならば

心が静まります

この静けさというのは

サマーディ(集中)をもたらします

「献花を思い出すこと」で

心は色界禅定まで進むこともできるのです

心で情景を思い出し

その情景に集中するのです

他の事柄に気を取られないのです

そして最後には

私達が献花した花の色は

黄色・赤・オレンジ・紫などに変わり

色が変わっていくのです

それはあたかも

万華鏡の色味が変わっていくかのようです

そしてパティパーク・ニミッタ(似相)が現れるのです

それは一輪の花からなのです

あるいは

もっと熟練している人もいます

それは

一輪の花だけで三相(無常・無我・苦)を観るのです

そして阿羅漢果を得る人もいるのです

一輪の花を観ただけで

これ花も私自身もおなじものであると

そして

生滅を繰り返しているのだと観えるのです

ある人は花を見て

心に幸せと落ち着きを感じます

あるいは仏像に心を集中し落ち着きを感じます

そして安楽へ天界へ行くことが出来るのです

梵天の世界に行くことが出来るのです

またある人は

それよりも深い洞察をし

一輪の花の美しさを観て

三相(無常・無我・苦)をそこに観い出し

阿羅漢果に達する者もいるのです

仏暦2567年8月31日


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