里芋の話

去年の秋頃、実家の父が我が家の様子を見に来ました。なにしろこの疫病禍、盆暮れも帰省しない新生活スタイルの過ぎることはや２年。久しぶりの御対面です。
互いの近況報告もそこそこに、父は車のリアゲートをオープンしました。積まれたダンボール箱を受け取ると、どれも一杯の里芋です。聞けばおじいちゃんからの贈り物とのことでした。

箱の中には「これで元気出せ」と祖父のメモが添えられていました。思いがけない贈り物に、郷里の方を向いて合掌。でも追記に「春までには食べきれよ」とあり、「食べきれるかな……？」とやや心配にもなりました。

結局のところ、「食べきれるか問題」は杞憂に終わりました。１１月、１２月、１月、２月、そしてこの３月。毎月一箱ずつ、冬越しを経て完食できたのです！　ヨシッ

カレー、みそ鍋、煮っころがし。パスタソースに入れたり、焼き肉に添えたり、たこ焼きの生地に足したり。考えられる限りの里芋大量消費に手を尽くしました。それと友人に送る策も当たって大好評(*^-ﾟ)v

食べきってみて判明したのは、我が家一番の好物がフライドポテトだったという事です。サンドイッチに添えてコンボにするのがお気に入り。

少な目の油でカリカリに揚げ焼きます。里芋のフライはジャガイモに比べると粘りがあって甘く、外カリ中トロ感がおいしかったです。味付けは塩胡椒が王道だけど、ケチャップ＆マスタードも鉄板だし、カレーパウダーも人気でした。

そんな感じでもりもり食べて完食したよじいちゃん！

最近では里芋をたくさん食べたからか、健康が増した感触があります。毎日のテイスティパゥワーが促進されたこと間違いなし。畑仕事に精を出す、元気なおじいちゃんに感謝です！！

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。