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想いや人生

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2022年1月の記事一覧

陽のあたるテーブル

陽のあたるテーブル

声を想い出して
花弁を集める
香りのような記憶
照らす陽に透けて

あの花が咲く頃には
特別だった日々
振り返れば 淡く
感触だけ 甘く

特別だった人
特別だった自分

特別じゃなくなった
——今でも

星と落葉樹

星と落葉樹

落葉樹は
語らず夜空に
手を伸ばし
深海の珊瑚にも似て
星を仰ぐ

静かな幾光年の先
その瞬きを仰ぐ時

明日の我が身と
まだ見ぬ未来を空に
人もまた
か弱きその手を
こころ夜空に向けて

親愛  〜dear〜

親愛 〜dear〜

街や暮らしは
雑多な情報に溢れて

目を閉じなければ
自分さえ
見失ってしまう

生き方を問う 街

感性の吐息を
揺らすのは

あなたが鳴らす鐘の音

それだけが
この胸に響いている

星の見えない夜にも