複業で未来を拓ける可能性「複業の思考法(酒井潤)」を読んで
おはようございます!あなぼりです。
本日は初の書評です。あまり長々とかかず、明日から実践できる方法を中心にまとめてお伝えできればと思います。
お題は、「複業の思考法(酒井潤)」です。複業というタイトルですが、(海外を意識した)キャリア論が書かれています。お金を稼ぐことに重点を置かれていることもあって、賛否分かれそうですが、あまり日本の書籍では語られない考え方(シリコンバレー式?)も多く、海外で働くってこういう感じなのね。と違いを面白く感じました。小難し話もないため、さらっと読むのにお勧めです。
さらに「不労所得を狙え!」の論調ではなく、「慎重に綿密に調査して、スピード感をもって、一気に資源を投入する」という王道で戦略的なキャリアを進めている方で、普通の自己啓発本より、土台がどっしりしている感じです。
酒井潤さんはどんな方?
1998年、同志社大学神学部卒業。サッカー推薦で大学に入学し、在学時は大学日本代表に選出。2002年、北陸先端科学技術大学院大学情報科学専攻修士修了。04年、NTTドコモ入社、05年、ハワイで起業。その後、米国にて複数社勤務後、現在は、全米給与ランキング4位の米国Splunk,Inkにてソフトウェアエンジニアとして勤務。現在はUdemyの講師としても活躍する。
ハワイで起業したのも、請負で始め、資本金が安かっただけと書かれていて、やはり「起業」というキャリアを取りに行く戦略性がうかがえます。
本書の学びポイント
・日本企業と米国企業の年収の差は、市場規模の差にある(英語圏・対象)
・もっとも利益率が高い複業は「コンサル」。そこに行きつくためにとにかく発信しよう(日本ならストアカ)
・情報収集力とスタートダッシュが勝負。どれだけ早く始められるかが勝負
・SNSで流れてくるタイムラインは読まない。発信と検索のみ(シリコンバレーでもみな貪るように本を読んでいる)
いろいろと書かれていましたが、最も響いたのは「情報収集をしっかりして、世界の潮流を読んでホットな分野に身を投じること。それ以外にも保険を打てるように普段から発信をして収入を複線化しておくこと。これらを戦略的に行っていくこと」の部分です😁
明日から実践!「会社の資産・経験を使い倒す発想」
酒井さんは、ウェブエンジニアとしてホットな分野の近くにいたこともあるでしょうから、今すぐみなさんんの(わたしの)業務に活用することは、無理があるかなと思います。
ただ、箕輪厚介さんが編集者として行ったように(本の編集はさすがにホットな分野ではないでしょう)、
会社の仕事・資産をどう使えば、個人として希少性が増すか、もしくは希少性・ホットな分野に移動できるか?を考えるという発想は同じだとおもいます。
ここが最重要ポイントで、「会社を活用して何か個人としてできないか?」を考えてみる。一般ビジネスパーソンにも活用できる再現性があるのではないでしょうか?😁
編集者→
ウェブメディア・ニュースピックスなどのホットな分野とのコラボ。新しいサービス(ニュースピックスアカデミアなど)
エンジニア→
より希少性が高く、業界が伸びそうな分野の知識を得て転職
複業のノウハウを学べたというよりは、キャリアをより戦略的にとらえてみるきっかけをもらえる書籍でした。
ではまた!