計画したとて上手くいくとは限らない。
保育に計画は必須。
子どもたちの姿からどんな育ちを願いうのか。
その育ちにつなげるにはどんな活動を取り入れたらよいのだろうか。
その活動を行うにあたって、必要な準備は?
どんな環境を用意したらいい?
どんな流れがよいだろう。
その活動に興味や関心を持てるような導入とは?
その活動をおこなう際、どんな子どもの姿が想定されて、どんな対応をしていこうか?
沢山の事を考えますよね。
でもね。
これだけ子どもの育ちを願って計画を立てたとて、実際にやってみると色々な出来事が起こるんです。
良くも悪くも。
「あれ、全然興味持たんやん」
「秒で飽きちゃった」
「え、そこでけんか??!」
「お友達の作品には描いちゃだめだってば!」
「え?おしっこ出ちゃった?!」
「話聞いて〜〜〜」
(笑)
ありますよ。こんなのあるある。
もしかしたら計画を立てる段階で浅い所があったのかもしれない。
でも、それも大きな大きな気付き。
「興味持たないってことは、この子たちにこの遊びはまだ早かったのかもしれない」
「秒で飽きちゃったということは、楽しさをうまく伝えられなかったのかもしれない」
「いや、もしかしたらその前にしていたおままごとが盛り上がっていたし、途中で切り上げさせてしまったのは良くなかったかも。。」この
「けんかの原因は何だったのかな。保育士の配置にも改善すべきところがあったかもしれない」
「何で友だちの作品に手を出したらいけないのか、伝えた事あったかな?意地悪でやったわけではないのは伝わったし、言葉の掛け方間違えちゃったかもしれない」
「事前にトイレに促すの十分にできてなかったな。時間配分の見直しが必要かも」
「今日は何だか落ち着かずぜ〜んぜん話を聞いていなかったな。時間に追われてこちらも忙しなく動いちゃったのも一因しているかもしれない」
上手くいかなかった部分から読み取れる事って、沢山ある。
思ったとおりにいかなかった😭
と、感じた時は
「なんてダメなやつなんだ私は」と、自信を無くしたり、落ち込んだりしなくて大丈夫。
うまくいかなかったー😭😭😭
という感想を率直に抱いた時は、
どこがうまくいかなかったかをまず考えてみましょう。
「ぜ〜んぜん興味もってくれなかった😢」
「楽しんでくれると思ったのに😢」
一生懸命考えて準備したのに、こんな気持ちになってしまったら悲しいですよね。
でも、子どもたちの反応からそういう感想を持てたことは私はとても素晴らしいと思うんです。
なのでぜひ次は、
「な〜んで興味持ってくれなかったんだろう」 と原因についてよくよく考えてみてください。
先ほど例に出したように、
「この子たちにはまだ難しい遊びだったのかもしれない。」と仮説を立てたとします。
「じゃあ、どんな遊びだったら楽しめるかな?」 と、探ってみましょう。
ここでヒントにするのは、年齢と実際の子どもたちの発達や普段の遊びの様子です。
大前提として、まず子どもの育ちについて理解をしていなくてはいけないという事がひとつ。
あとは、主任保育士など先輩が園にはいると思いますが、クラスの子どもたちを一番見ているのは、上司ではなく担任です。
アドバイスをもらう事自体は、引き出しを増やしたり視野を広げるチャンスにもなるので◎だと思います。
でも子どもたちの実際の姿については、担任の先生が一番見ていると思うのでそこはぜひ胸を張ってもらいたいな〜と思います。
経験を積むにつれて、色々な場面を想定する事ができるようになります。
うまくいかなかった時は、一歩成長できるいい機会だと思って振り返ってみると、本当にいいお勉強になります。
経験を積むにつれて、色々な場面を想定する事ができるようになると言いましたが、経験を積んだからといって、「うまくいかなかったなー」がなくなるわけではありません。
でも、いいんです。
だって、相手はものではなくて日々めまぐるしく成長をしている子どもですから。
うまくいかない日があって当たり前です。
だからいいんです別に。
ただ、場数を踏んでいくとですね。
そういう「うまくいかなかったー」の時の対応が上手になっていきます。
慌てたり落ち込んだりすることが圧倒的に少なくなります。
それも私たち保育者の大きなスキルかなと思います。
なので、トータルすると
【うまくいかなかった=失敗ではない】
もっと言うと、
【失敗とするか学びとするかは自分次第】
振り返り、大事です。
という事で、今日は珍しく保育についてかいてみました。
なぜ今日は保育について書いたかと言うと、まずおなじみ平熱さんの本を読んでいたら、タイミーで出会った若手保育士さんを思い浮かべてしまいまして。
タイミーで出会った若手保育士さんは2歳児の先生。
子どもの対応に頭を抱えながらも一生懸命保育されているのを見て、勝手ながら「あぁ頑張れ」といつも心の中でエールを送っています。
リトミックをしたいのに反応がいまいちだったり、キーボードを触りに来る子がいたり、思うようにいかず戸惑ったりイライラしてしまっていたり。。
泣き止まない2歳児の対応に平静を保とうとしながらも、戸惑っていたり。。
「あーーもう😭😭😭」ってなってるだろうなって思いながら、
「頑張ってー!」
「もっと子どもと向き合うんだー!」
と心の中で念じながら、フレーフレーと静かに声援を送っています🫣
うまくいかなくていいの。大丈夫。
相手は生身の人間だからね。
思い通りに動かそうの呪縛から解放されますように。
うまくいかないと感じた時は、成長できる大チャンスだ。
前だけを見るのではなくて、
後ろをしっかり振り返りながら
共に頑張ろう!