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来月もお風呂と薬と貼るカイロ

仕事の調子がすこぶる悪い。ぜんぜん集中できない。
お正月休みボケなのか、2024年に燃え尽きて今は燃え殻となってしまっているのか、どちらにしてもイラッとするなあと思っていたら、生理前だった。むしろ正月休みボケでも燃え殻でもなく、生理前のせいだと思いたい。燃え殻だけは避けたい。

わたしはたぶん、PMSも生理痛もそこまでひどいほうではない。
鎮痛剤を飲めば、仕事もできる。ただし痛みが収まっているだけで、ホルモンバランスだか何かしらの異変により、効率はよくない。

生理痛はおもに腰痛、ひどいと腹痛も襲ってくる。
生理痛の腰痛は骨盤を内側からも外側からもトンカチで叩かれているような、波打つ痛さであり、ふだんの腰痛とは痛みの種類がまるで違う。

高校生の途中まで「生理痛」の存在を知らなかった。
生理がくると猛烈に腰が痛くなるが、みんなそんなもんで、対処法はなく、耐えるしかないと思っていた。
しかしその状況で延々上り坂の自転車通学はきつくて冬でも変な汗が出る。

その「生理とともにやってくる謎の腰痛」は、家を出る前に父に腰をさすってもらうというスーパー民間療法でごまかしていた。
お母さんに「痛いの痛いのとんでけー」をしてもらうと痛みが緩和するとよくいうが、我が家の場合は父親がゴッドハンドの持ち主かのごとく、お父さんに痛いところをさすってもらう、絆創膏を貼ってもらうなどすると痛みが緩和するという「父さんスペシャル」が存在したのだ。

ある日、母から「鎮痛剤飲めば?」と進言されたときにはたまげた。
チンツウザイという単語もはじめて知った。
生理痛に効く薬があるなんて、早く教えてくれよ。
ていうか、中学校あたりの保健体育の授業で教えるべきである。そして中間テストか期末テストにも出題すべきである。

しかし薬が効いてくるまではやはり痛いので、父さんスペシャルがお役御免になることはなかった。
痛くなる前から鎮痛剤を飲んでいいと知るのは、だいぶ後の話だ。

∽∽∽

そんなことを、今朝湯船につかりながら思い出していた。
(朝は)シャワーという人が多いけれども、この時期シャワーじゃ寒くない?シャワーで体が温まった試しがないし、この時期は温まるどころか逆に寒いと思うんですけど、そのへんシャワー派のみなさんはいかがなのでしょうか。

お風呂は夜派だが、今日は少しだけ時間に余裕もあったし、生理痛がつらいし、体を温めようと朝から湯船につかった。

鎮痛剤は入浴前に服用済みだ。
シンプルに面倒だという理由でこれまで試したことがなかったが、騙されたと思って仙骨のあたりと下腹部にカイロを貼って電気ひざ掛けをスイッチONしてデスクに向かう。

あのねえ、仙骨ってわたし、腰の下部にあると思っていたのよ。
その昔ヨガに通っていたとき、インストラクターが腰の下の方、お尻寄りの部分をツンツンっと指して「仙骨を意識しましょうねー」と言っていたからだ。
なるほど、間違えた仙骨を意識していたため、なんだかほかの人と微妙に違うポーズをとりつづけてしまったのか。恥ずかしいぜ。

カイロを貼るためにあらためて仙骨の位置を調べたら、ほとんどお尻じゃん。ていうかお尻じゃん。お尻の中央というか、割れ目のギリギリ上というか。

そんなこんなで、ふだんは鎮痛剤を飲んでも、痛みは収まるけれど何となく漬物石でも引きずっているかのような重たさがあるのだが、カイロのおかげか、それとも単にそれほど生理痛がひどくなかったのか、本日は通常よりも不快感が軽減されたように思う。

もっと早く騙されればよかった。
なので、貼るカイロの活用についても中学校の保健体育の授業で教えてあげるべきだ。

…と、いつもに増してだらだらと文章を書いている時点でやっぱり脳みそもだらっとしていると認識できたわけだけれども、今日の発見として記録に残しておきたい。
来月また試してみよう。お風呂と薬と貼るカイロ。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたのおうちの「父さんスペシャル」はなんですか?

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