強みは意外とイライラに潜んでいる可能性
自分の強みがわからない人、少なくないはず。
でも就活はじめビジネスの場では、自分の強みを言葉にして伝えなければならない場面がある。
おそらくフリーランスだととくに。
幼少期に遡って自分はどんな子どもだったか振り返ってみたり、人からどんなふうに褒められることが多いか思い返してみたり。
あの手この手で絞り出してみるけど「こんなこと本当に強みって言っちゃっていいのかしら。だってもっとすごい人はたくさんいるし…」と、自信が持てない。
はたまたある場面では「傾聴力がある」と褒められたけど、別の場面では「人の話ぜんぜん聞いてないよね」ともいわれている。
…いや、どっちよ。
(それはたぶん、両方だよ。場面によって見せる顔が違うんだよ、きっと)
…そもそも幼少期の自分とか、覚えてなくない?
それこそ都合のいい自分の記憶であって、実際どうだったかなんてもうイントゥ・ザ・ダークよ。
これは、わたしのように心が狭くて短気な人にしか有効でない方法なのだけれど、よく人にイライラするのはどんなときか、考えてみるのはいかがかしら。
たとえばわたしの友人の例をあげてみよう。
残念ながらわたしは待ち合わせに遅刻するタイプの人間なのだが、あるとき「遅刻するとか本当に嫌!まじで友だちやめるわ!」と友人から言い放たれたことがある。
「遅刻する人とはぜったいに友だちになれないし、なりたくない!」と。
事実、彼が遅刻をしているところを見聞きしたことがないし出くわしたこともない。
彼は「時間にきっちりしている」のが完全に強みだ。
…余談だけどその彼、ドタキャンはめちゃくちゃするんだよね。
「そういうあなたこそドタキャンまじでやめろ!こっちから友だちやめさせてもらうわ!」などとケンカになりました。
なおその後、互いにぶちぶち言いながらも、まだ友だちです。
もう1例いってみよう。
わたしは連絡、とくにLINEの返事が遅すぎるのだが、これもまた「1日のうちにスマホさわる時間ぜったいあるだろ!返事しろ!」とご指摘いただいたことがある。
すみませんとしか言いようがないのだが、そういう彼はまじで誰に対してもレスポンスが早い。
いつ寝てんの?って思うぐらい早い。
紛れもなく彼の強みは「即レス」である。
…なお申し訳ないのだがわたしは遅レスのままである。(とくにLINE)
イライラすることすべてが自分の強みだとはいえない。
実は嫉妬の場合もあるし、自分の嫌な部分を人にみたときも似たような感情になる。
ただ「自分はあたり前にできるしやっているからこそ、なぜできないのだろう?」と苛立たしくなることは、自分の強みの可能性がある。
イライラまではいかないにしても、人に対して嫌だなと思うことや、疑問に感じること。
思い出すのはちょっと不愉快だけど、人に対するモヤッとポイントを振り返ってみると、鳴りを潜めている自分の強みが発掘できるのではないかと。
まあ本当は誰に対しても寛容で、イライラしないで生きていきたいものだけどね。
「どうせイライラするなら、ただで終わるのはもったいない」ぐらいに思って、自分に活かしていけたらいいよね。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが人に対してよく疑問に感じること、なんですか?