自分のための初買い、功を奏す
10日ほど前に自己投資と称して初買いを敢行した。
といっても、特別高価なものを買ったわけではない。
持ち運べるデスクライト
なんか集中できそうなお香
地元のコーヒー店の、なんかいい感じがするコーヒー
ホットアイマスク森林の香り箱買い
わたしの企みはこうだ。
コーヒーを淹れてお香に火を点けるアクションを仕事のスイッチとする
寝床で本を読み、眠たくなったらホットアイマスクを装着して睡眠のスイッチとする
これが今のところ見事にはまっている。
小さな鍋でお湯を沸かし、コーヒーを淹れる作業はすこし時間がかかる。
コーヒーを淹れる一連の作業のあいだに今日すべきことだとか、どんなふうに今日1日を過ごしたいだとか、香ばしいコーヒーの煙がゆらりと立ち上るように、おぼろげながらイメージする。
真剣に考えては苦しくなってしまうので、あくまで考えるともなくゆらりとイメージする。
だからたぶん電気ポットでインスタントコーヒーを淹れるのではだめなのだ。
デスクに持っていくまでに待ちきれず、ひと口すする。
うん。おいしい。
さすがちょっといいコーヒーなだけある。
このコーヒーは仕事するときにしか飲まないと決めている。
そうじゃないとスイッチとしての効果が薄まる。
マグカップをそっとデスクに置いたら、お香を1本取り出してお香立てにセットし、火を点ける。
ああ、こっちもいい香りだ。
昔からお香が好きで、何種類も持っているのだが、これもまた仕事のときには仕事用として買ったお香しか使わない。
せっかく集中できそうな香りを選んだのだからね。
そうしてやっと腰を掛けると、なんともスムーズに業務を始められるのだ。
Twitterを開くこともなく、ネットサーフすることもなく。
社会人になってもうけっこうになるけれど、美しくスイッチが入る感覚を味わうのははじめてだ。
会社員をしていたときは、駅の出口を出た瞬間から心臓がずーんと重くなり、足取りも重くなり、3分で到着するはずの会社まで亀のごとく7分近くかかって歩いた。
…こういう、嫌なスイッチの入り方なら経験済だけどね。
1日の終わりはといえば、最近は寝床で本を読むほどのHPが残っておらず、疲れ切ってふとんにもぐり込み、執念でホットアイマスクを装着して森林の香りとともに優雅に眠りに落ちている。
目が覚めるとホットアイマスクはどこかに投げ捨てられているため、もしかしたら寝落ち早々、まだホットアイマスクがホットなあいだに邪魔だと取り去っているのかもしれない。
だとしたらもったいないがしかし入眠の質が高まったので目をつぶろう。
寝床で本を読む用に買ったライト。
実は思わぬところでしっかり活躍している。
オンラインの打ち合わせや勉強会でわたしのお肌をしっかりと照らしてくれて、鏡で見るよりZoom越しのわたしのほうが美しい。
オンラインの催しに参加するのがちょっと楽しみになった。
(なお逆に鏡を見るのが億劫になった副作用は飲み込まねばならない)
そうなると次に気になるのはめがねなのだ。
両眼とも0.1を下回る視力のわたしはめがねもしくはコンタクトレンズで視力を矯正しないと日常生活が送れない。
ゆえに、よそゆきの1軍めがねと、自宅用の2軍めがねを使い分けている。
よそゆきの1軍めがねはよく見える。
よく見えすぎて、PC作業ではちょっとつかれやすい。
したがってオンラインで誰かとお話しするときは自宅用の2軍めがねを装着している。
ところが寝床で本を読むときにも装着している2軍めがねであるため、完全に歪んでいるのだ。
お肌がきれいになった今、めがねの傾きが気になって仕方がない。
そういうわけで、めがねも買いました。
それも、お店に足を運ばず、スマホで。
今はスマホに自分の顔を映せばAIが似合うフレームを提案してくれる。
どんなもんかとAI機能を使ってみた。
「いやー似合い度95%っていってるけど、ほんとかよ。仮面舞踏会じゃん。大丈夫?似合う気せんわ」との印象を持ったが、ものは試しでAI店員さんのおすすめに従うことにした。
…さすがに仮面舞踏会は却下させてもらったけどね…
…めがねは届くまでもう数日かかるのでまた別の機会に感想など述べるとするが、もし本当に似合っていたらめがねを買うのもとても楽になるね。
めがねは1万円を超える買いものになったけど、デスクライトも、コーヒーも、お香も、ホットアイマスクも、だいたい2,000円以内で買えたものばかりだ。
お香にいたっては7箱140本で1,000円だったのだから、安い。
そういうちょっとした出費で、仕事のスイッチや質の高い入眠が手に入るのなら、とてもコスパ高いではないか。
ものは試し。
「ちょっとよさそうかも」と思えて、手を出しやすい値段なら、積極的に取り入れてみたい。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの「仕事スイッチ」はなんですか?