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ルー君と過ごした13年間ー君が残してくれた思い出😭
「ルー」と言う名前もラブラドール・レトリバーも二代目である。一代目ルーはマレーシアで獣医さんの仲介で我が家にやってきた。その時の獣医さんの名前ーDr. Ruーにあやかって「ルー」と名付けた。
家にやってきた時からその表情の愛くるしさと賢さは際立っていた。人が好きでいつもそばにいたがった。一代目ルーは、外に小屋があって、玄関の入り口までは立ち入りが許されていたのだが、みんなの側に来たがって身悶えしていた。
だから二代目ルーは、家の中で飼うことにした。しかし、このラブラドール、人間のように脳の発達がゆっくりらしい。高等な動物の証拠とか言われるが、成長するまでの間、その暴れ方がすごかった。3歳児か4歳児の駄々っ子の男の子みたいに。
一代目ルーの時は、外で飼っていたので気づかなかったけど、ソファーが一脚ダメにされた。テーブルの脚は、かじり尽くされ補強の板を当てがわなければならなかった。テーブルの上に置いたものは、ほとんど食べられた。
でも賢くて、自分がお漏らしをした時は、ケージから出てこず、目を合わさなかった。罪の意識があったのかしら?
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言葉も2〜30個は理解していたようだ。「お散歩に行こう」と言えば、真っ先に玄関に飛んでいったし、「ご飯にしよう」と言えば食器の前に、きちんとお座りした。ご飯の前のお預け、「よし」の合図を涎を垂らして我慢強く待っていた。娘が、フェイントをかける。「よし、子ちゃん」おっと、危ない!まだだった。食べたいのを我慢して、ダラーンと涎を流しながらも、ちゃんと「よし」を確認して食べ始めていた。
家族の名前は、5人全部覚えていた。2階にいるお父さんのことを「お父さんは?」と聞くと上を見上げていた。
愛情を要求する犬だった。無視すると側に来て、膝の上に手を乗せてアピールした。みんなが2階にあがってしまうと、階段の下で悲しそうな声で鳴いていた。
キャンプで一緒のテントで寝た時は、一人一人確認して周り、自分の場所に戻ってきてうずくまった。「僕が守る」って言う態度?
「ルー君、お風呂に行こう」と言うと最初は逃げ腰、でも観念してお湯のシャワーを浴びるともうしみじみ。おじいさんのような風情。結構好きなんじゃん、お風呂❣️
晩年は病がちで、辛かったと思う。夫は海外出張で不在であったが、病院に入院したりしてなんとか持ち堪えていた。夫が戻った日の夜、ひっそりと亡くなった。待っていたのかなあ?ルー君が一番好きな人だったから・・・。
今でもラブラドールを見るとまだ目で追ってしまう。ラブラドールは皆んなおんなじ顔しているから。あっ、ルー君だ❣️