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いいカピバラは背中で語る

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陳腐になる 語った途端

現実になる 語った途端

ラベルを張られて 俗に堕ちる

言葉はいらない 背中を見てくれ

感じたものが全てだ

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5/19 雨のち曇

今日は東山動物園のカピバラ君です。同じ動物でも、動物園ごとに飼育場所が違う。そのため、違った姿を見ることができるのが色々な動物園に行くことの醍醐味だと思います。

いつも行くのんほいパークはふれあい広場にカピバラがいるため、とても近くでそのほのぼのとした雰囲気と想像以上の大きさを堪能できます。

対して東山動物園では、広い場所でのびのびとしている姿を見ることができます。

そんな中、こちらに背中を向けて座っていたカピバラ。

その背中はこちらに語りかけてくるようで、カメラを構えずにはいられませんでした。

”俺を見ろ、シャッターを切れ。”

そんな言葉を聞いた気がしました。

気づけば夢中で撮っていました。

その実、彼(彼女かもしれない)はご飯が来るのを待っていただけかもしれない。ただただ座っていただけかもしれない。

しかし、語り掛けられたと感じた私の心も間違いではないのでしょう。

次に行く機会があれば、どんな姿で迎えてくれるでしょうか。

また、夢中で写真を撮らせてくれたら嬉しい。今度はお顔も見せて。

私にとって君の顔はまだシュレディンガーの箱の中。



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