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めちゃくちゃ面白い『ひとり旅日和』の2巻を読んだよ!

ちょっと前に紹介した秋川滝美さんの『ひとり旅日和』の2巻(正式タイトルは『ひとり旅日和 縁結び!』)を読んだので、今回はその感想です!

人見知りな主人公・日和がなんとなく挑戦したひとり旅にハマり、全国各地を旅して成長していくこのシリーズ。今回も「興味」と「挑戦」によって、日和が更に自信をつけていく様子を見ることができました。

まず、今作もひとり旅への興味と共感が最後まで止まらないです!
函館で日和が食べていたハンバーガーは私もとても気になったし(調べてみるとラッキーピエロというお店らしい)、ひとつの旅が終わると自分が行ってきた場所に関する本が読みたくなる気持ちもすご~くわかる!と、前作同様ひとり旅好きの私には興奮の連続でした。作中で登場した函館や出雲にもいつか行ってみたいです。

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今作で日和の成長を特に感じられたのが、出雲のエピソードです。
これまでは公共交通機関を利用しての旅を楽しんでいた日和でしたが、気になる出雲には車でないと行けない場所も多数あることが判明。また千葉で蓮斗に会った時、彼から車でのひとり旅のメリットを教えてもらったことも後押しとなり、ついに日和は長らくしてなかった運転に挑戦します!

私も日和と同じく、電車やバスを上手く使えば大体の行きたいところには行けるし、時間などを調べるのも楽しみのひとつだと思っていました。でも車を乗りこなせば行き先の選択肢もぐっと増えるし、何よりも運転できる自分に自信がつくという強力なメリットがあることを知れました。

目標が達成できれば、ドキドキだった初めての車の旅も立派な思い出に。達成感を味わって見る島根県立美術館からの夕陽は、日和にとって忘れられない景色になったと思います。

私も運転は苦手ですが、今回の日和の成長を見て、運転に挑戦したい意欲が高まりました!個人的にはサービスエリアや道の駅に行くのが好きなので、そういった施設に自分の運転で行けたら面白そうだなと思いました。

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他にも大阪のエピソードも印象的でした。日和が大阪に行きたい1番の目的が「本場のたこ焼きが食べたい」といったもので、ちょっとした好奇心で旅先を決めていたところからもひとつの成長を感じました。

メインイベントのたこ焼きだけではつまらないので、せっかくだから大阪の街を満喫しよう!と計画する日和。彼女の大阪観光計画の中には、「劇場でお笑いを見る」といった今までの日和なら優先順位が低かった体験も含まれていました。

旅先での食事やパワースポット巡りもそれはそれで楽しいですが、いつもとは視点をずらした旅をしてみると、自分の意外な「好き」に出会えるなんてこともあるのかなと思いました。旅の計画って自己分析にちょっぴり似ているのかもしれないですね。

本場のたこ焼き、劇場で見るお笑い、東京とは異なる文化などと、いつも以上に「初めて」が満載だった大阪の旅。私もちょっとでも関心のある場所があれば積極的に行ってみて、知らない世界をもっと知っていきたいと思いました!

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「縁結び!」というサブタイトルもあり、今回は前作以上に様々な「縁」を感じられるエピソードが多かったです。3巻以降も旅先での出会いはもちろん、日和が気になっている蓮斗との関係もどうなるのかこちらも楽しみです。さて3巻で日和はどこへ行くのかな?

1巻の感想はこちらから!

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あみの
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