文学フリマ東京36に参加します L-14「雨夜の月と庭」です
シナリオ制作や作詞などを生業としています雨庭と申します。2023年5月21日開催「文学フリマ東京36」に出店します。文学フリマは10年前くらいに二度くらい一般参加はしたことがあるものの、出店は初めてです。
別のジャンルでコミケにサークル参加をしたことはありますが、今回頒布するような同人誌、ZINEと呼ばれる個人で印刷会社に依頼して本を制作するということも初めてのことです。私が文学フリマになぜ出店しようと決めたのかなどをこちらでは書きつつ、作品の紹介などもさせていただきます。
文学フリマを知ったきっかけ
当時は自身が代表を務めたサークルきっかけで知り合った他校(早稲田大学)の文学サークルが出店しているということで一般参加した記憶があります。それまではコミケやオンリー(いわゆる二次創作の1作品に特化した同人即売会)しか知らず、一次創作、しかも小説や短歌など「文学」をテーマにした即売会があることに驚きました。
参加した当日も素敵な出店者さんたちの素敵なレイアウトなどに魅入られ本を何冊か、グッズもいくつか買わせていただきました。
その時はこうして出店者側になるとは思ってもおらず、開催を数日後に控えた今現在も不思議な気持ちでいっぱいです。
本を作る過程、ブースのレイアウトの準備など
2月に「手紙にまつわる物語」をテーマに個展を開かせていただきました。その際に制作したのが「雨庭の好きを知ってもらう本」という小冊子で、それが人生初のZINEでした。この本は今回無料配布を予定しています。
その後、個展の図録のようなものを作りたいと思い、「手紙にまつわる物語」の冊子を制作しました。とても小規模で個人的なものでしたが個展のアンコール開催をしたのでその際に頒布。また、上記Twitterでも告知しておりますが「BAR雨」と「ギャラリーAZALEA」でも展示・販売させていただいております。
と言った感じで入稿データを作成し、印刷所に依頼、本が届く…という一連の流れを掴みました。
最初は本当に苦労しました。サイズを間違えてファイルを作成してしまったり、その修正に途方のない時間がかかりそうなことを察した瞬間にサイズはこれでいこうと決めたり(なのでこの2冊はB5サイズです)。
今回の文学フリマは「妖怪・もののけ」というジャンルで申し込んだので、妖怪にまつわる新刊を用意しようと執筆したのが「すねこすりが邪魔してくる」。これは10年近く大好きで応援している茅里みね(ちさとみね)さんというイラストレーターさんに表紙イラストを依頼しました。とても丁寧に、かつ親身にご対応いただき感謝しております。このイラストだけでも価値があるのでぜひ見に来てください!ポスターも当日の目印として飾る予定です。
1冊も売れなかったらどうしよう…みたいな心配もかなりしていて不安でいっぱいですが、どう転んでも楽しいことは確かなので色々と考えすぎず「楽しむ」ことを大事に参加しようと決めております。
文学フリマはコスプレは禁止、文化祭レベルの仮装はOKという決まりがありまして…猫耳をつけようと思ってます。気軽に話しかけてもらいたいけど猫耳をつけた怪しい女は逆に話しかけづらいか!?
なんにせよ、頑張ります!
ブース紹介・おしながき
というわけでおしながきを作ってみました。初めて作ったかも!?コミケでは作ってなかったという過去の私がていたらく案件。
こちらに加えて、ガラスペンで描いた文学をテーマにしたポストカード、オリジナルキャラクター「ありねこちゃん」のアクリルスタンド(※いずれも数量限定です)を販売予定です。
しおりと小冊子はかなりの数をご用意してますのでぜひ貰いに来てください。Twitterフォローでプレゼント!ということにしていますが全然フォローしなくても大丈夫です!もちろんフォローしてもらえたらもっと嬉しいです!
作品紹介
「すねこすりが邪魔してくる」
茅里みね様に表紙イラストを依頼した際には「歌舞伎町にいるような地雷系ファッション女子が傘をさして雨の中歩いているところに妖怪すねこすりがまとわりついている」というざっくりした構図でお願いさせていただきました。そしたらこんなにも神イラストをいただけて創作意欲が500000倍くらいになったのを覚えています。その際にも簡単なあらすじを茅里様にお伝えしたのですが、結構そこから変わってしまったかも。
「危険な程度に推し活にのめりこむ主人公」のはずが、「ほどよく推し活をしていたらうっかり…」みたいな話になりました。
実体験を織り交ぜたりしてみたのでエグみが強いかも…みたいな…。
そう、本当はホストとホス狂いを題材にしたいと思ったりもしたんです。が、私はホストに行ったことがなく解像度が0なので諦めました。話は逸れますが私はホストに行ったらハマるから絶対に行くなと言われている人間です。つい先日、界隈をチラ見する機会に恵まれたのですがやっぱり行かないようにしよう…と決めました。
話を戻します。すねこすりという妖怪を皆さんご存知でしょうか?
これを機に是非知ってください!雨の中、足元をまとわりつく犬か猫のようなもののけで水木しげる先生は軽トラックくらいの大きさで描いておりそのスケールがかなり気に入ってます。
今回イラストで描いていただいたすねこすりのデザインは私のオリジナルで、しっぽが傘の形になっています。かわいい!
ありねこちゃんアクスタにもすねこすりちゃんがいます。
みんなですねこすりを愛でよう。
「メイド喫茶アヤカシ或いは実際に遭った怪異の話」
あなたはメイド喫茶アヤカシにて、何やら妖しいお姉さんから実際に遭った怪異の話を聞くことになります。
こちらについては創作という体裁を取りつつも、お姉さんが話す内容はすべて私が実際に経験した怖い話です。いわゆる怪談というやつです。
6月17日に怪談イベントを開催するのですが(また告知します)、その前哨戦的な作品になりました。こちらはちょっと自信がなくて少部数しか刷ってません。お迎えするかしないかはあなた次第。(?)
コーヒーを1杯飲む感覚で怪異を味わいたい人向け。
「手紙にまつわる物語集~THE LETTERS FROM RAINY DAYS~」
こちら、実はこの度一番の自信作です。
個展を見てくださった方からも、既にギャラリーにて購入いただいた方々からも絶賛の嵐。いや本当に。なんかすみません、ありがとうございます。
文学フリマに来たらぜひこの本をお迎えしていただきたい。
絶対に後悔させません。
私の半生においてもらった手紙、書いた手紙を通して「私の物語」を覗いてみてください。
泣きたい人、手紙という媒体が好きな人、手紙にまつわる話が好きな人向け。
こちらノンフィクションです。最後に一編だけ創作の短編小説を載せていますがその他はすべてノンフィクション。
「妖怪・もののけ」とは関係がないですが、今後ネット販売をする機会があったとしてもこの本だけはオフラインのみの販売を予定しております。
読んだ後、誰かに手紙を書きたいと思ってもらえたなら嬉しいなと思っております。
特製しおり・ガラスペンイラスト・ありねこちゃんアクスタ
このあたりは机の上の賑やかし程度の数を予定しております。見に来るだけでOKです!「特製しおり」は死ぬほど数あるのでぜひもらってください。頼む。もらってください。
ありねこちゃんアクスタ間に合いました
当日、お待ちしております!
また終わった後にはふりかえりnoteを書きたいと思ってます。
ぜひぜひ、よろしくお願いします!
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