人生の財産は後から分かる
こんにちは、あまたつです!
普段は障害者が働くB型作業所で働いていますが休日都合が合えばうつ病や統合失調症に関わる講演活動をしています。
パワーポイントで資料を作り、人前で話すことは僕にとって人生の楽しみでもあります。
金曜日に今年最大の活動になるであろう作業療法士を学ぶ学生の前で教壇に立ち講演をしてきました。
練習は前日に一度ちゃんと話せるかチェックして終わりです。
基本的に人前で話すのは緊張しませんし、唯一気がかりなのは家から学校に向かう間のトイレの心配やPCがちゃんとモニターに映るかです。
発表が終わると謝礼金を頂き解散。
聞いてくれた学生にどんな影響を与えられたか想像しながら帰っていました。
講演活動をすると自分の力が最大限生かされた感覚があり、言葉では表せない達成感を感じることができます。
ある日、知人から「あまたつさんみたいになるにはどうしたらいいですか?」という話題になったことがありました。
その時は上手く答えられずいましたが、いかにして人前で話すのに苦にしないようになったのかなどを今回はまとめます。
僕が人前で話す最初の経験は高校生。中堅の高校でしたが英語教育に熱心な学校で一学期に一度一年に3回英語で5行程度簡単なスピーチをしていました。
暗記をせずに紙を持って喋ると緊張で手が震えてしまうことが分かりました。
そして頭で覚えるのではなく口で覚えるというものでした。
大学生になり愛知大学現代中国学部に入学します。僕は中国語の発音が下手すぎてクラスメイトによく笑われてました。
サークルの先輩の勧めもあり、一年生の秋に中国語スピーチコンテストに参加することにしました。
この経験は僕の講演家人生の大きな財産になりました。
中国語スピーチを5分も暗唱しなければいけませんでした。大勢の前で文章を忘れてしまったら大恥をかく。スピーチコンテストの日が近づくと緊張が増々増えていきます。
スピーチコンテスト当日「なんで自分は参加してしまったのだろう」と後悔が一杯でした。
しかし練習でひたすら頭ではなく口で覚えていき、皿洗いしながらでもスピーチが言えるまで練習しました。
順番が近づくとトイレに駆け込みブツブツスピーチの最終確認をしました。自分の番になり、みんなの前に立つと何故か緊張が消えてしまいました。
そして口で覚えた中国語スピーチを発表しました。
「大家好、我叫〜」
結果無事暗唱して発表を終えることができました。緊張から開放された高揚感を感じました。人前で話す達成感を覚えてしまい、中国の天津に留学した際も中国スピーチコンテストに参加しました。
今度は笑える中国語スピーチを目指し参加結果はなんと優勝してしまいました。
緊張したらトイレで落ち着くルーティンも使いました。
さらに中国語スピーチを聞いていた留学先の学長からセレモニーで200人の前でスピーチしてほしいと言われました。
最初は断りましたがやることになりました。
大ホールで留学した学生に見守られ中国語のスピーチを発表。緊張から一瞬ど忘れるも口が文章を覚えていたため難を得ました。
200人規模ならちゃんと話せるという自信をつくことができました。
さて話は戻りますが読んでいたら、いきなり人前で話せるわけでなく、少しずつ段階を経験して人前に慣れていきました。
またパワーポイントというカンペがあるので暗唱せずに済むので緊張はしないです。
学生時代に培ってきた人前で話せす体験が30歳手前で開花してきます。
講演家を目指してスピーチコンテストをしていたわけでなく、果敢にチャレンジした経験が財産になっていきました。
頑張っているときは財産になっているかはわからないかも知れません。振り返ってみるとこれがここに繋がっているんだと感じることがあるかもしれません。
財産はあなたを助けます
未来を見ることは大事ですが人生の財産は頑張ってる時は気づきづらいです。
今あるチャンスをしっかり生きる。
それが人生の財産を作る方法です。