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【大根】喉の痛みに大根飴。おばあちゃんの知恵は、冬の乾燥から喉を癒すお守り。
台所が薬箱
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熱も病氣も敵じゃない。その不快な症状は、実は體(カラダ)を治している『治療中』なのである。もしくは、體からの伝えたい叫びがあるのだろう。だからできるだけ、邪魔をしない。わたしたちができることは、よく寝てあげることくらい。
とは言え、喉が痛くなったりするときには癒しを求めてしまう。そんな時は台所にあるものでお薬を作ろう。
大根の抗炎症作用で喉を癒す
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揚げ物やお鍋、焼き魚などにもかかせない大根おろし。消化酵素が含まれているので、胃がもたれずにさっぱり食べることができる。風邪で弱った時のご飯でも消化を助けてくれる。
さらに、大根の辛味成分には、抗炎症作用や殺菌、解毒作用があるので、喉の痛みや炎症を和らげてくれる。昔の人は成分なんて知らずにやっていたのだろう。本当にすごい!
解毒と言えば、断食後に大根と梅を煮たものを食べると、ドッサリ出ると言われている。我が家は断食もしていないのに、おでんを食べながら梅干しの夕飯をしていたら、その後、お腹がごろごろしてきてしまった。大根効果、恐るべし。笑
大根飴を作ろう!
大根をカットして、瓶にいれる
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清潔な瓶に大根を入れる。毎回しつこいけど、菌バランスが崩れるので瓶の煮沸消毒はいらないのだ。
▼残った大根はおでん~
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好きな蜂蜜を用意する。おすすめは、非加熱、無農薬のもの。
蜂蜜を入れる
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大根から水分がでてくるので、蜂蜜の量は大根に対して3分の1~2くらいで良い。
赤ちゃんに蜂蜜は危険!と言われるが、蜂蜜屋さんは赤ちゃんから舐めさせていたと言っていた。6歳まで生魚は危険!と言われるが、漁師の子は離乳食から刺身だったと言っていた。
愛する人がいるほど、守りたいがゆえに不安になり、情報社会の波にもまれて他人軸になる氣がする。その優しい氣持ちを利用されぬように、肩書きがある人に丸投げではなく、自分の感覚や體の観察、子の観察を大事にしたい。
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2時間くらいで大根エキスがでてきて、サラサラになってくる。すぐに舐めてもいいけど、1日寝かせた方がより成分が出るのではなかろうか。
もう待てない!と思ったら、蜂蜜をつけた大根スティックをバリバリ食べるのも良い。笑
次の日。大根エキスが出て、完成!
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少しシワシワになった大根が『出し切ったぜ』みたいな、堂々たる顔をしている。このエキスはすごく美味しい!喉から胃へ向かっていく時にスーっとする感じを受け取る。
大根も、カリポリ食べるととっても美味しい。お薬だけではなくて、これを使ってサラダにしても美味しそう。
咳が出て眠れないような日は、お茶だとよけいに咳が出ることが多いと思う。水を飲んでから、大根飴でうるおいを与えよう。ゴクっと飲み干すよりも、喉に塗るようにじわじわと舐めるのがおすすめだ。
ばあちゃんから伝わる、『首』を温めろ。
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少しでも喉に違和感を感じたら、大根飴で早めにケアをしよう。ちなみに咳が出て苦しい時に、胸を温めると良いと言われるが人によると思う。わたしは、胸を温めるとよけいに咳が出たので、色々と探ってみたら、みぞおちと仙骨を温めるのが良かった。
▼寝込むときは、癒しのピンクで包まれよう
そして、おばあちゃんがよく言っていたのが、『首』を冷やさないこと。首、手首、足首。これって正解で、首の部分は、血液のポンプの役割だったりするので、布を巻いておくだけでも、冷えから守ってくれる。
冬でも、首にタオルなどを巻いて寝るといい。わたしはオーガニックコットンで首巻きを作って愛用している。
逆に、オシャレの鉄則は、首をだすことと言われますけども、、オシャレより、温活のお年頃なのであります。笑
▼ゆずドリンクもどうぞ