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とろろご飯と夫
今日の夕飯はとろろご飯に豚汁です。豚汁は昨日の残り物。
先日母が荷物を送ってくれて、その中に長いもが入っていたので早めに食べてしまいます。
長いもと言えば我が家では夫です。
何言ってんの…?
結婚当初、私はとろろご飯の食べ方に困惑したんですよね。
生卵と醤油をすりおろしたとろろに入れる。これはまあおいしそう。
そして親の仇のように混ぜてから食べる。
なによりヤベェって思ったのは、夫のとろろご飯に対する並々ならぬ謎の熱意でした。
今でこそそんなに食べなくなりましたが、とろろご飯の日は二人暮らし(息子はまだ影も形もない)なのにご飯を三合炊き、大盛り三杯、とろろを山盛りかけて黙々と食べていた…。
普段は台所になんて立ちもしないのに、とろろご飯だけは絶対に自分の醤油の配合ではないといけないのです。
おかずはありません。とろろご飯
だけ
の、夕飯です。
最初はぶっちゃけドン引きした…なんか、すごい食い気味で
「おかずなんかいらん!!とろろご飯だけでいい!!」
とか言うんだもん…。
今日の献立だって、豚汁はたまたま昨日作ったのが残ったから出すだけだし、そう考えればご飯ととろろ以外は何もないというのがお分かりいただけるかと思います。
それと外せないのは卵です。マジでこれが意味わからん。
でもこれ守らないと夫の健康にかかわるんだよなぁ…。
夫は昔からお腹が弱くて、生卵を食べる時っていうのは高級な卵を貰った時のみだったんだそうです。
スーパーで売られている安い卵は必ず火を通してから。
という、お祖父ちゃんの教育の元育てられていました。
高野山のめっちゃ山の中だからね…物流云々の問題もお祖父ちゃんの認識ではあったのかもしれません。
実際、現在もスーパーで買った卵を生で食べるとお腹壊すし、だからこそ、大好物のとろろご飯を作るときも
絶対高級卵ではないといけません。
今日私産直で買ってきたよ…
10個530円のやつ…。
1200円の卵は手が出なかったけど…。
最近卵高くてどれが高くてどれが安いかわけわかんないけど…。
「別にとろろご飯じゃなくてもよくない?もっと何か食べ方あったりすんじゃん」
「ぃんや!!お前の実家の長いもはとろろご飯にするに限る!!」
「…えぇ……」
節約の為に母は送ってくれてるけど、こうやって夫に節約という枠をぶち壊されていくというのは、ちょくちょくあったりします。
美味いんだと言われればそうかいとしか言えないんですけども。
そろそろご飯を炊き始めようと思います。