それでも今日も私から始める
疲れを感じることが増えている。
〝人に合わせる〟という行為をしたときに感じる独特の疲れだ。
年末年始の休みで一気に回復した気がした。
けれど、通常モードスイッチがオンになった途端、まもなくあの疲れも戻るだろう、とすでに構えている私がいる。
対人援助の現場。
助けを必要とする人が最優先(←当たり前なことをあえて書く)。
だから、支援のためなんとかあれこれスケジュールを組んでも、
ドタキャンがあれば再調整。
急な要望があれば再調整。
最初の予定なんてどこへやら。
全く先が読めない。
それが仕事の一部だとしても…
連絡とれないから仕方ないとか、
保留にしようとか、
いい意味で諦めを持つことも難しくなり、
ちょっとしたスキマとなる時間や脳の休憩タイムすらなくなっている。
全てはこの万能とも言えるスマホのおかげ…。
元々自分のペースに戻すのにひと工夫ふた工夫いる私には、これはかなりキツい。
* * * * *
…と言いつつ、
ちょっと成長している自分も顔を出し始めている。
以前は自分のキツさを感じることすら出来なかった。
いま私は、キツさを感じ、さらには、このキツい状況に対してどうやったらうまく対処出来るか?と思い巡らせている。
他の支援者と同じ動きを、同じペースで続けられない悔しさ…。
どこからともなく湧いてくるこの気持ちも大切に扱わなければ。
だって機能不全家族の中で育った私が、支援を受ける側ではなく支援する側に回ったのは紙一重の違いだったのだから。
きっと似たような思いで必死に支援している人もいるだろう、って思う。
私の気持ちは誰かの気持ちとつながっている。
だから今日も、今ここにいる私から始める。