たいていのことは20時間で習得できる⁈
「たいていのことは20時間で習得できる」というTEDを見たことがあります。魅力的な話です。
単に毎日1時間ほどの練習時間を確保し、頭を使って練習しただけだ。まったくわけのわからなかったスキルが、数日、ときには数時間で理解できるものになった。必要だったのは少しのリサーチと、約20時間の継続的で的を絞った意図的な練習だけである。
カウフマン氏はそう主張し、20時間で習得したウクレレを堂々と楽しそうに演奏し、観客も大盛りあがり。
あなたのやりたいことは何ですか?
20時間で習得してみましょう!!
やりたいことはたくさんある。
でも、結果やらなかったのは内容が腹落ちしきってなかったからでした。
月日は流れ最近、カウフマン氏の書籍を発見!
あらためて20時間で習得する方法「超速スキル獲得法」について深く知るチャンス。
本の中では、理論的な解説とともにウクレレの事例も具体的なプロセスが書かれていました。
理論はこんな感じ。
超速スキル獲得法とは何か
超速スキル獲得法とは、習得したいスキルをできるだけ小さなパーツに分解し、そのうち特に重要なものを見極め、まずそれを意識的に練習するというプロセスである。
TEDでも語られていた、四つのステップ。
分解→学習(リサーチ)→除去→練習
1[分解] スキルをできるだけ小さな「サブスキル」に分解する
2[学習] 賢く練習できるように、また練習中に自己修正ができるように、個々のサブスキルについて十分な知識を得る
3[除去] 練習の邪魔になる、物理的、精神的、感情的障害を取り除く
4[練習] 特に重要なサブスキルを少なくとも20時間練習する
さらに本の中では、10のルールも提示されています。
1. 魅力的なプロジェクトを選ぶ
やっぱり自分がやりたいことをやる!
2. 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
限られた20時間、同時進行はせず、1つのスキルに集中!
3. 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
プロを目指す必要はない。自分がどうなりたいか。自分が望むレベルを具体的にイメージする。
4. スキルをサブスキルに分解する
スキルは複数のサブスキルから成り立っている。重要なサブスキルを優先的に練習!
5. 重要なツールを手に入れる
ウクレレを習得するにはウクレレを買う!
6. 練習の障害を取り除く
スマホ、テレビはオフ!
7. 練習時間を確保する
まず一日の時間の使い方をチェック。無駄をあぶり出して、一日60-90分確保する!
8. すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをつくる
フィードバックは人に限らない。録音、録画などを利用するのもオッケー。
9. 時計のそばで一気に練習する
集中力を保つため、タイマーをセットして30分×3回の練習を。
10. 量と速さを重視する
クオリティーを考えすぎて動き出せないより、ある程度のフォーマットができればどんどん練習する。圧倒的な量と速さがクオリティを生む!
✂︎✂︎✂︎
具体的なプロセスの紹介
ウクレレ以外にもヨガ、プログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウインドサーフィンにカウフマンさんが実際にチャレンジした事例が詳細に書かれています。
20時間でスキルを学ぶっていうと「洗練されたプログラム」をこなす‥みたいなのをイメージしていたのですが、全然違いました。
試行錯誤しながら、ときに苦悩しつつも、目標を明確にし、前向きに取り組むカウフマンさんのプロセスは読みながらワクワクしてきます。
あとびっくりしたのが、「簡単なリサーチが必要」といいながら、そのリサーチ力が圧倒的なんですよね。
自分のやりたいことはリサーチして、自分でプロセスを決める。自己修正しながら、学びを進める。どこで納得するのかも自分で決める。カウフマン氏のそういう姿勢がとても刺激的でした。
この姿勢こそマネしたい。
超速スキル獲得の最大の壁は、身体的あるいは知的要因ではない。感情的なものだ。何か新
しいことを始めると、最初は必ず不安を感じる。練習する代わりに練習についてあれこれ思い
悩み、多大な時間と労力を無駄にしがちだ。
幸い、フラストレーションという障害は実に簡単に克服できる。スキルを身につけるのは、たいてい実際よりも難しく思える。
練習時間を確保し、最初に少し下調べをし、初期のイライラをいとわなければ、最初の0~20時間の練習で大きな進歩を遂げられるはずだ。
たしかに何かに挑戦する時の壁って「うまくいかなかったらどうしよう」とか、上手くいかない自分を認めたくない‥って感情的な逃げな気がします。
そんな感情を捨てると、「ゼロ」から「そこそこ」のレベルまでやりたいことを習得できる。
やってみたいなと思いました。
やりたいことは山ほどあります。
まずはそこから1つに絞る。
ヨガ、筋トレ、中国語、イラスト、写真、ピアノ、バイオリン、ウクレレ(!)、インドカレーづくり、刺繍、カリグラフィー、おもてなし料理‥色々ありますが、まずは英語の発音にします!
20時間チャレンジして、またnoteに書きますね。
お読みいただきありがとうございました。
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