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【詩】雲の切れ端

風の強さで引きちぎられたのか
雲の切れ端が
薄い水色の空に浮かんでいる

何もかも見慣れたこの町で
冷たい風に吹かれて
散歩しながら空を見上げている

思い出が詰まったこの町にいるから
想いが過去になっていかない
いつまでも人生が進んでいかない

雲の切れ端に自分を重ねて
私はこの町を出ることに決めた
新たな人生を歩み始めるために

©2023-2025 alice hanasaki

※この作品は創作であり、
私生活とは関係ありません。

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花咲ありす
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