頼りにされている...のか?~俺にとっての最大の悩み
昨日は丸1日家に居て、計画していた仕事部屋の天井のプチリフォームをDIYでしようと土曜日に材料も買い揃えていた。
ところが、昼過ぎから作業をしようとリビングで材料を広げて寸法を測っていた時に娘ちゃんが...
「今から出掛けるんだけど、駅まで送って貰うのお願いしていい?」
って聞いてきた。
うちの家は最寄りの駅まで出るのにバスで行かないと行けない。
しかしながら、娘ちゃんが俺に「送って欲しい」とは3月から一緒に暮らしているが一度もなかった。
恐らく、遠慮しているのが分かるから、俺はいつもこちらから察して声を掛けて送っていた。
これから作業を始めようとは思っていたけど、娘ちゃんの中で何か俺に対する変化があったのかな?と思い、嬉しくも有ったので、
「俺も買い物がしたかったからいいよ!」
と言って、駅まで送った。
どうやら、中学時代の友達が大阪まで出て来ているので誘われて遊びに行くみたい。
「結構、遠いから気を付けてな!」
と言って駅まで送って送り出す。
娘ちゃんと暮らす前、何度か彼女に連れられて前の俺の家に遊びに来たり、去年の夏は一緒に1泊で出掛けたことも有ったけど、娘ちゃんにとって俺の存在って実の父親でもないし、ましてや彼女と籍を入れているわけでもないから微妙な存在だと思う。
しかしながら、彼女が人見知りだと言っていた娘ちゃんは出会った頃から比較的俺にはその壁は余りなく、早い段階で俺のことを『TETSUちゃん』と呼んでくれていた。
それはお兄ちゃんの影響もあるのかもしれないけれど...
彼女の長男は早い段階で、俺と2人だけで話したいことがあると言って将来の相談(主に就職の事)にのって、助言してた。
彼は20歳ながら男としての魅力があるいい奴。
彼もまた俺の助言通りに自分で考えて行動して見事今年の1月から正社員となって働き出した。
彼は彼女と妹と暮らしていた家に残り、将来を考えている女性と同棲を始めた。
だから、俺の家を”実家”と位置付けてくれているようで、うちに遊びに来る時は決まって、「ただいまぁ〜」と言って玄関を入ってくる。
彼のこういう気遣いも嬉しい。
さて昨日の問題は彼女。
職場の方にランチに誘われていると言うので、朝から出掛けていた。
多分、休みの日に出掛けるのは初めての事。
春から転属した職場で上手くいかず、悩んでいたのを会社が考慮して夏から新しい職場に変わってそこでの仕事が今は楽しいらしくて日々活き活きしてきているのが分かったから、「折角だから行っておいで!」と送り出した。
ところが、夕方半べそかきながら帰ってきた。
「どうしてん?」
と言うと、帰り際に買い物したスーパーの出口で車をポールにぶつけたと言って凹んで帰ってきた。
「ほらぁ〜日頃から自分の運転に過信するなって言ってるやろ?で、結構酷いんか?」
と聞くと、
「拭いたら取れそう、凹んではないねん」
と言うので、
「なら、もう暗くなるからまた来週な。」
と言うと、今すぐ見に来て欲しいと言うからこれはおかしいと思って、ワックス数種類と念のためにコンパウンドを持ってガレージに出掛けた。
クルマを見ると運転席側の後部座席から後ろにかけて派手に黄色い塗料が付着している。
しかも、ボディーを手でなぞると目視では分かり難いがやや凹んでいる。
「派手にやったなw。そりゃこれで走るの格好悪いもんな?w」
と言うと更にいじけた。
「俺のクルマで無くて良かったぁ〜w」
と冗談言いながら作業開始。
先ずは液体ワックスを吹きかけてみるが一向に落ちない。
チューブ式のワックスを掛けてもダメ。
で、コンパウンドを使って日没前の約2時間掛けて、ほぼその黄色い塗料は取り終えた。
結局、仕事部屋の天井のプチリフォームはほぼ手付かずで休日を終えた。
これもあれも、頼りにされているからか?
こうして少しずつ変則的な”家族”のカタチが作られて行く一方で、実の子供達との関係を今後どうして行くかと言うことでいまは悩み続けている...
頭の中では『全て善し!』なんて結果は無いとは分かっていても、よりそこへどれだけ近付けられるかと模索中。
俺にとっては簡単に『予定調和』で終わらせられる問題ではない。
離れて暮らす子供たちは実の親や弟その親戚と希薄な俺にとっては掛替えのない”血の繫がり”。
俺の中ではこれを疎かには出来ないと言う気持が重く圧し掛かっている。
勿論、「どっちが大事か?」なんて簡単なことではない。
寧ろ、どっちも大事!
幸せのカタチって多々あるけど、今は何方も関係性がいいだけあって、それがいつか脆くも崩壊することを一番恐れている。
それが俺の今の最大の悩みでもある。