キヨ

感じたこと、思ったこと、考えたこと、そのまんま残していきます。 いつでも振り返って、その時の自分を思い出せるように。 そして、どこかにいる誰かとまっすぐに向き合えるように。

キヨ

感じたこと、思ったこと、考えたこと、そのまんま残していきます。 いつでも振り返って、その時の自分を思い出せるように。 そして、どこかにいる誰かとまっすぐに向き合えるように。

最近の記事

愛の所在はわからない

詩人は言った 「愛は全部キモい」と 「キモい」という言葉の刺々しさ 身体に色濃く染みわたっている「愛」という言葉 並ぶ言葉の仲の悪さに気まずさを感じる さらに「全部」とくる 逃げどころがない わたしは まだ 声を大にしては 言えない だが 「愛は全部キモい」 この言葉に救われた 愛はすばらしいものだというのは幻で 愛は全部キモいのだがら キモいまんま、存在していくだけでいいのだと わたしの愛はどこかへいけるのか 愛の着地点をさがすのは 果てしない気が

    • はじめまして。おかえり

      わたしのしらないところで わたしにばれないように こそこそと まったく きづかなかったが そんなとき どんなことをおもってた? とききたくなった もういいやって思ってた 見えなくなった瞬間に すっと手放した だって それでいいって思えるくらいに わたしは 満ちていたから せめて今日が終わるまでは そんな気分でいたかった  あたたかな あおさに 包まれていたかった から でも 手元には ふたつの指輪がやってきた はじめまして と おかえり まったく べつべつのところから

      • 弱さとともに

        向こうへ行こうとしているのに 体育座りでも ねころがってもいい なんでもできるところへ行きたいのに やっとみつけた これからだというのに やっぱり どんなときでも ひっぱってくるものは いて わたしは 一度 あらがうものの けっきょくは 気持ちよく 流されていくのだ 気持ちよく流れる 川のように 流されるわたしも  そして すばらしいのだ それはわかっている 落とし物にしないように ふねの上で 見つめ合えるように

        • タイトルとか、ないし

          泣いているでもなく もがいているでもなく 助けを呼んでるでもなく わからないけど 気持ち悪い どこかわかれば触れるのに それすらできず 遠い 近づき方がわからない わからないから 気持ち悪い それに気づいてしまうと どうしようもなく 苦しく 近づこうとすると なぜか 怖くて進めない どうしようもないから どうしようもないから 銭湯に行った 1人は怖かった 誰か 知らない人と同じ空間にいたかった 湯を浴びると、洗い流される気がした 気が紛れる気がした でも 逆効

          silent day

          疲れ果てて 体がというより 心が弱くなって  よたっ としても  そのままたおれてもいいかなと 3%くらい思う日 しなければいけないことをするために たくさんしゃべる もう しゃべるのも精一杯なのに 自分の責任を果たすために しゃべる つかれた でも また そのつかれたをいうために 誰かに しゃべる しゃべりたくなーい としゃべる しゃべらなくてもいい日があればいいのに それは 自分がつくる休みの日にではなくて 普通の日に 普通の生活で みんなで 安心して し

          魔法つかいがすき

          離れているのに さっき さよならしたはずなのに 帰っても ここにいるよといってくる ついてきちゃったんだね かばんの中にずっといたんだね 今でも 近くにいる気がする  そんな魔法をつかう人 久しぶりにあえば みて ふれて  時差がない話ができて でも 会っていても 会ってなくても キョリは同じなんだよな 不思議だなぁ これは なんという名前の魔法だろう

          魔法つかいがすき

          あおい ひと

          ぼくは どうやら あおいようだ まわりは あおいひとでいっぱい でもほんとは あかいところもあるんだ こんなの みんながしったら どうおもうかな ぺとっぺとっ はがれたたころに あおをつける ばれないように かくさなきゃ ふぅー これで ひとあんしん わたしは あかいひと わたしはどうやら あかいみたいね なんだかみんな あおくみえるけど わたしとは ちがうのね みんないっしょでつまらない あー かわいそうね わたしはかわいそうなんかじゃ

          あおい ひと

          かわいげなし

          朝は苦手だ あたまが重い 自転車の道は 光がまぶしい 朝から よくしゃべる人が多い そんな私をみて どうしたの?ご機嫌ななめですか? と聞く人がいる 別にそんなことないですよ あなたが笑っていないとどうしたのかと思う わたし、ずっと笑ってるわけじゃないですよ え〜かわいくないこというね 別に、わたし、かわいくないです その後に いや、あなたは充分かわいいよ あなたがやさしいのを、ぼくは知ってるよ そんなやりとりをした わたしは決めた 不自然に笑うのをや

          かわいげなし

          表現とは なんぞや

          なにか 描いてみたり 曲をつくってみたり 楽器を触ってみたり 最近では カーテンをつくろう ラックをつくろう と材料をあつめては こんな感じ〜 と思い浮かべてみたり 言葉にこだわってみたり やってみては なにかしたい なにか なにか! と いろんなことに 手を出しているのだろう モドカシイ あーそういえば 飽き性で  ひとつに集中するのが苦手だった 遠目で自分をみたりする 表現 の 見えるところだけに にとらわれて 急いでしまっている気がする 表現す

          表現とは なんぞや

          待芽草 ことばをかりて

          好きな曲をひきたい うたいたい ギターを使うとき すぐに かんたんに と 楽をしようとする どこぞのラーメン屋かと思う たぶん 満足はしていなくて 何か残る感じ わたしの 嫌なクセ 今日は 自分の 耳 目 手 やらを頼りに ひいてみる 答はわからないけど なんとなく いい感じ 自分で 聞いてみると おやおや もっと いい感じ   ひきたて ほやほや だから 音が外れる 弦を探して 間ができる うたいたて ほやほや だから 想いが 言葉にのる ピーンと

          待芽草 ことばをかりて

          歯と桜のメッセージ

          歯の詰め物が とれた 近くの公園では 桜が咲きはじめた しんねんど 冬眠から ぬけだして いろんな人が やってくる それをみて  春だなぁ という人がいる あたりまえだったものが なくなると 不安 あんなにちっちゃい 歯のかけらでも なくなると  ソワソワ なんだか落ち着かない そんなときでも  じかんは過ぎていく 流れていく 立ち止まるな すすめ そんな メッセージが  聞こえた気が してくる そして  わたしは 歯医者に いった

          歯と桜のメッセージ

          手紙の幸せ

          先日、家族に向けて手紙を書いた 最近、新喜劇に行ったときに ある芸人さんのネタの中で心理テストがあって あなたは、山の中で さる、うま、うし、らいおん の動物に会いました どの動物を連れていきますか うし と答えると あなたは家族を大事にする人です と言われた その後、帰り道に居酒屋に寄った おいしいごはんたちを食べて お会計をすると、メッセージ付きの飴ちゃんがもらえた なにかなと期待しながら見ると 家族との時間、当たり前を大事にしよう とかいてあった 家族のみん

          手紙の幸せ

          スコップさん

          わたしは スコップさん きれいだった 赤い体も だんだん錆びてきて 鉄のわたしが みえてきた きょうは ちょっと 隣のお庭へ 出かけよう 歩ける 歩ける まだいけた そしたら あそこの土をほってみよう でも ちょっとこわい  あそこの土は いけるかな ダンゴムシさんに きいてみた 大丈夫 なんとかなるよ すこしだけ あー いけた もうちょっと まだいけそう あれ なんだかいいにおい なんだなんだ ほってみよう あれ 今度は 音がする もっと

          スコップさん

          引越しをして 風邪をひいた いつもそう  環境の変化に弱くて 体に反応が出る 体が 気持ちについてきてくれない なれない場所にいくと ふわふわする 表側の自分だけが すすんでいって 何かを おいてけぼりにしてる気がする 不安で さみしい そんなときに ふと アパートの窓から 青い空と 少しの白い雲が 目に入った 空は なーんにも 変わらなかった 自分の大好きな場所でみてた あの空と 空はどこにいても変わらないなぁ はっとした 別に自分もかわらな

          自分探しの旅(長野・小谷村編)3 

          どんだけ続くんだ、この話 うん、わたしもそう思う でもそれだけ動かされる何かがあったってことだ 誰かに伝えたいって思うほどの何かが だからここであった出来事を振り返りながら 感じたことや考えたことを文字に起こしてみようと思う かくかくしかじかで、1か月の間で3回訪れ、3週間ほど滞在し、90分の山道は4往復した 真木集落には「共働学舎」というNPOの人たちが住んでいるとわかった 山奥の真木には、今は3人しか暮らしていないが、 山を下りると、立屋と呼ばれる場所に他の

          自分探しの旅(長野・小谷村編)3 

          自分探しの旅(長野・小谷村編)2

          3回目くらいの「もうすぐ見えてきますね」を聞くと、山道の傍にたくさんの背の高いススキが見えてきて、その隙間から、やっとやっとお家らしきものが見えてきた。 どうやらそこは、真木集落と呼ばれる場所だとわかった。 昔は何軒かのお家があったが、廃村となってしまったらしい。 何やらよくわからないが、こんな山奥にも生活している人がいて、それも食材も生活用品も、さらにはWifiまでもが揃っていて、 なんだここは?!と衝撃の連続だった。 そして、今日は茅でできているお家の屋根を治す

          自分探しの旅(長野・小谷村編)2