タイトルとか、ないし

泣いているでもなく
もがいているでもなく
助けを呼んでるでもなく

わからないけど
気持ち悪い

どこかわかれば触れるのに
それすらできず　遠い

近づき方がわからない
わからないから
気持ち悪い

それに気づいてしまうと
どうしようもなく　苦しく
近づこうとすると
なぜか　怖くて進めない

どうしようもないから
どうしようもないから

銭湯に行った

1人は怖かった
誰か　知らない人と同じ空間にいたかった

湯を浴びると、洗い流される気がした
気が紛れる気がした
でも　逆効果で
洗い流すのと同時に
カラダも傷つけてしまいたくなった
湯船に浸かる
それも違う　埋もれそうで苦しい
熱いのがダメなのかと思ったが
スチームサウナに行ってみた
これはちょっとよかった
冷たい水をたまに浴び、出たり入ったり
そうしていると、喉が渇き、水が欲しくなったので、風呂を上がった
カラダを拭き、服を着て
水を汲みにいき、飲む

風呂場の近くの新聞記事が目に入ったので、立ち止まって　読む

いろいろ済ませて
脱衣所を出た

休憩所では
お気に入りの本をとりあえず持ち
あんま機に座る
ただ座るだけじゃ申し訳ないので
100円入れて使ってみた
（実家でタダで使えてた身からすると、お金を出すことには抵抗があったが）

アイスも食べた

そして今　文字にしている

少し　おだやかになった　気がする
気のせいかもしれない

そう　ただ紛れただけ　かもしれない

でも　
どうしようもならないことって
いっぱいあって

すぐに解決できたり
消化できたりするものじゃない

だから
ごまかすことも必要なんだと思う
向き合わないように　蓋をして

ただ
これは合う　合わない
熱い　冷やしたい　ぬくもりたい
飲みたい　座りたい　食べたい

湧き上がってきたような声に
そのときに応え
また、次の声に応え
しばらく　その時間を過ごしてみる

時間をかけて　過ごしてみる

それは
ごまかしすぎず　向き合いすぎず
いい塩梅かもしれない
と思った

抱きしめながら　あやしていたい

そうすると　いつか　
近づけるのかもしれない
かも　しれない

家に帰ると
現実に引き戻されたようで
今日の出来事がずいぶん前のことに感じられた

不思議

あとは歯磨き　寝るだけだ