はじめまして。おかえり
わたしのしらないところで
わたしにばれないように
こそこそと
まったく
きづかなかったが
そんなとき どんなことをおもってた?
とききたくなった
もういいやって思ってた
見えなくなった瞬間に すっと手放した
だって
それでいいって思えるくらいに
わたしは 満ちていたから
せめて今日が終わるまでは
そんな気分でいたかった
あたたかな あおさに
包まれていたかった から
でも
手元には
ふたつの指輪がやってきた
はじめまして と おかえり
まったく べつべつのところから
べつべつの道を通って やってきた
わたし 魔法 つかえたのかな?
うぬぼれちゃうくらい
ふしぎな
確かな夢
そんな指輪と一緒に
のっそりとやってくるわたし
わたしが無力なとき
見上げてみると
誰かいるのかもしれない
その手をとって
どうか 助けてくださいと
言ってみる
そこまでは
諦めないでいてもいいのかもしれない
自己責任だよって
押し返されたりするし
こうなるからやめとこうって
弱気になることもあるけど
もうすこし
身をゆだねることも
知るべきなのかもしれない
ぅぅうううううう
うむ
上乗せのギフト
贈られて ちょっとおまけに贈って
期待もこめて 贈りあう
わたしは
それで
生きながらえる