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僕の好きな美術館(東京編)

最新のデーターでは東京には143もの大学があるそうです。ほとんどの大学には茶道部があり、自分が所属していた頃には、シーズンともいえる春や秋、毎週のように都内各所で学生茶会が開かれ、大学相互間で招待しあったりしていました。

勉強にもなりますので、毎週どこかしらのお茶会に行っていましたが、たいていは薄茶だけですので、前後を入れても2時間はかかりませんから、昼食をはさんで、午後からは美術館を巡ることも多く。

茶道具の名品を見て、目を養うという目的もありましたから、陶磁器系が充実した美術館も多く。そんな中で、まず挙げたいのは「出光美術館」。『海賊とよばれた男』のモデルにもなった、出光佐三さんのコレクションがもとになっています。

国宝2件、重要文化財57件を含む約1万件のコレクションがありますが、仙厓和尚の書画がとくに有名。丸の内帝劇ビル9階にある同館。皇居を眺めるロビーからの眺望が最高で、ゆったりとくつろげます。

少し足を延ばして練馬まで。いわさきちひろさんの作品を集めた「ちひろ美術館・東京」もいいです。名前を知らなくても、絵を見ればすぐわかる、ちひろさんの絵本の原画が展示されています。

最後は上野公園。東京国立博物館、国立科学博物館、上野の森美術館、東京都美術館などたくさんありますが、国立西洋美術館だけでも、ル・コルビュジエ設計の建物周りからじっくり見ていたら、一日潰れます。

いずれの美術館も現在、例の感染症の影響もあり休館中。ゆったりと美術館巡りができる日が来るといいですね。



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