ドラマ日記『ザ・トラベルナース』(第2話)
医師でもなく、集団でもないフリーランス看護師としてさまざまな街を渡り歩く、名もなきトラベルナースたちが《卓越したスキル》と《生きる哲学》をもって患者とその家族、周囲の医療従事者をも救っていく人間ドラマ『ザ・トラベルナース』の第2話。
外科医としては有能だが、チームワークゼロのトップダウン気質、部全体の超過勤務に拍車をかける外科部長・神保(要潤さん)は、新院長・薬師丸(山崎育三郎さん)の注意喚起も無視して独走。その矢先、早期退院が可能な手術を断固拒否するニート社員が入院!
朝ドラ『虎に翼』からの「転生」が話題の本作。主人公の一人・那須田歩役の岡田将生さんと、ヒロイン・中村柚子役の森田望智さんは縁戚関係でしたが、今回『虎翼』で岡田さん演じる星航一の息子役だった井上祐貴さんが、ニート社員役でゲスト出演というキャスティングの妙。
「働き方」改革的にも、「チーム医療」が求められる中、昭和的価値観の一人「白い巨塔」の神保が、短時間睡眠のはずが実は丸一日寝ていて、それでも組織は回っていたというオチ。組織において「自分がいなければ」なんて自負はほぼ過信で、あなたがいなくてもすぐ補充されます。それが組織。
余談:朝ドラ『おむすび』に主演中の橋本環奈さんに「文春砲」。せっかく面白くなってきたのに、水を差しますなあ。