キセルと『カムカム』
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で晩年の雪衣役を演じた多岐川裕美さん。『鬼平犯科帳』では長谷川平蔵（二代目中村吉右衛門さん）の妻を演じました。
昔は時代劇で煙管（キセル）で煙草を喫うシーンがよくありましたが、近年は時代劇が減ったこともあり、『鬼平』シリーズは貴重でした。吉右衛門さんは歌舞伎役者だけに、煙管の所作が見事で、惚れ惚れしたものです。
今夜11:30より時代劇専門チャンネルにて第8話『大川の隠居』放送となります。平蔵の煙管が何者かに盗まれた！原作を読んで結末をご存知の方も思わずウマイ！と唸ってしまうエンディングです #鬼平 pic.twitter.com/odPYsmRNyn
— アニメ「鬼平」 (@onihei_anime) March 5, 2017
同じく『カムカム』で、茶道師範の一子（市川実日子さん）が何度かお点前を披露していますが、あれは「薄茶」で茶道のごく一部。炭手前や懐石、濃茶は省略されています。「煙草盆」もそのひとつで、実際に吸っている人は見たことがありませんが、あれもキセルですね。
かつて渋谷にＪＴが運営する「たばこと塩の博物館」というのがありまして、あまり馴染めない街だった渋谷の中ではお気に入り。『カムカム』でも描かれた、戦中に煙草の銘柄が「チェリー」から「櫻」に変わるエピソードは、ここで学びました。
おじいちゃんのたばこは「チェリー」から「さくら」へ。
— 朝ドラ｢カムカムエヴリバディ｣#カムカム (@asadora_bk_nhk) November 8, 2021
次第に英語が使えなくなってきました…
ラジオ英語講座はどうなっちゃうんでしょうか。
お昼の #カムカム もぜひご覧くださいね☀️#カムカム美術図鑑 #朝ドラ pic.twitter.com/v3f3wYFqVx
最後は不正乗車としてのキセル。最近、利用する私鉄の最寄り駅がほぼ無人化され、キセル乗車は大丈夫かなと心配したりして。ただでさえ地方の鉄道経営が厳しいのになあ。