![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150299646/rectangle_large_type_2_618c29d9c66a55c565b919ddba4bf8c0.jpeg?width=1200)
エアコン据付DIY2台目56184円なり
前回、エアコンを築古家屋にDIY据付する方法を書きました。
今回は別の築古木造(シェアハウス)の1階和室にエアコンを設置しました。
前回はamazonでアイリスオーヤマのエアコンを47800円で買いましたが、近所のコメリの方が安かったので、今回はパナソニックの45500円。最安は東芝の42800円でしたが、同行した小4がパナソニックがいいと言い張るので。冷媒管配管セットはコメリの3mが売り切れていたのと、amazonの方が電線分安かったので6628円で。
まず、エアコン専用コンセントがないので、台所の分電盤から電気配線を引っ張って増設します。VVF1.6mm、5mあれば足りそうでしたが、余裕を見て10m(コメリで1980円)を買いました。露出用コンセントはdcmで261円でした。
配線が2回部屋を貫通するので、15㎝以上のドリル(dcmで932円)を買い足しました。木造の内壁は12㎝前後あるので、通常のドリルビットでは貫通できず、壁の両側から穴を開けて合わせるのに以前難儀したので。
![](https://assets.st-note.com/img/1723348225157-rTxRfPUKZ6.jpg?width=1200)
和室の砂壁は下地がしっかりしていてエアコンの取付板がビス止めできました。スリーブの位置を割り出してホールソーで穴を開けます。押し入れに上がって外壁にも穴を開けます。この時、配管の勾配をとるため、外壁側の穴は気持ち下げて開けます。穴自体も外に向かって下がるように開けますが、なかなかうまくいきません。今回はモルタル壁でしたが、ホールソーで切れ目をいれて、マイナスドライバーを金槌で打ち付けて貫通できました。
![](https://assets.st-note.com/img/1723348512368-YHAY11F5re.jpg?width=1200)
穴にスリーブを入れ、外側に出た部分をカッターで切り落とします。
配管カバーを取り付けるのに、下穴をあけようとドリルを使いましたが、モルタルはなかなかドリルが進まずビットが折れてしまいました。なので、今回は配管カバーは使わないことに。思えばうちにも向かい合う隣家の倉庫にも窓はなく、ほとんど見えないところなので体裁は気にしなくていいところでした。
配管セットのVVF2.0mm,3mの端部を取説通り被覆を4㎝とり、黒白赤の被覆を17㎜剥きます。一方をエアコン前面のカバーを外して接続。冷媒管、ドレイン管とビニールテープでまとめて内壁の穴に通して、エアコンを取付板に引っ掛けます。
前回は屋外で冷媒管を接続するパターンでしたが、今回は押し入れ内での接続なので足場がしっかりとあり、トルクレンチにもしっかり力が入ります。フレアの接触部にガス漏れ剤を塗布してナットを回し、トルクレンチで締め付けて接続します。細い管と太い管の接続部が4,5cmずれているので、配管セットの冷媒管端部の断熱材を4,5㎝カッターかハサミで取り除いてもう一端から引き出してずらして接続します。
![](https://assets.st-note.com/img/1723348448538-MSaB3DSrUE.jpg?width=1200)
冷媒管の接続部を断熱材で巻き、ドレイン管、VVF3芯とまとめて非粘着テープで巻き、外壁の穴に通して外へ出します。一階の床は地面より50㎝程上がっていますから外壁の穴には手が届きません。脚立に乗っての作業となります。
配管の下に室外機をセットします。押し入れの奥行分配管が足りるか心配でしたが、コンクリートブロックにプラスティック架台を載せたらギリギリ接続できました。室外機側面のカバーを外して、VVFと冷媒管を接続します。冷媒管はフレアの接触面にガス漏れ防止剤を塗布してトルクレンチでカチッと音が鳴るまで締め付けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1723348291537-eIkJM59miW.jpg?width=1200)
真空ポンプを室外機に繋いでエア抜きをします。ゲージは1分もたたずに‐1になりますが、取説通り15分ポンプを稼働させます。ポンプを外し、室外機の弁を開放し、ナットとカバーを戻して試運転をします。無事冷気がでて成功です!
![](https://assets.st-note.com/img/1723348370700-Hbmlyyofom.jpg?width=1200)
今回のコストをまとめると、
エアコン本体 45,500円
配管セット 6,628円
VVF1.6,10m 1,980円
ドリルビット 932円
露出コンセント 261円
スリーブ 327円
プラ架台 256円
合計 56,184円
でした。
ちなみに、業者に外注する場合は、
コンセント増設 15,400円
石綿事前調査 3,300円
石綿対策工事 13,200円
標準工事費 16,500円
合計 48,400円
5万近く余分にかかり、本体と合わせて94,200円になります。
設置場所が2階で壁や屋根に室外機を設置するには更に+16,500~30,000円かかります。
エアコン据付DIYができると結構な節約になりますね。
DIYに必要な工具を復習すると、
真空ポンプセット 11,220円
トルクレンチ 11,182円
ホールソー 1,050円
合計 23,452円
外注費の半分くらいの金額で揃えられます。
最も簡単な国家試験の一つと言われる第二種電気工事士を取得するには、
受験手数料 9,300円
免許交付手数料 5,300円
住民票 300円
参考書 1,500円
実技練習材料 15,000円
工具 13,000円
合計 44,400円
と、外注費と同じくらいですから、エアコン2台以上設置する予定があれば、DIYする方がお得で楽しく、達成感が得られるでしょう。
これで、シェアハウスの各部屋にエアコンまたは移動式エアコンの設置が完了しました。25日の入居日に間に合ってよかった。
引き続きルーム2、ルーム3の入居者募集中です!